「もしもあのときApple株を買っていたら――」そんな“たられば”を本気で検証するのが今回のテーマです。2013年1月にApple株をたった1株だけ購入していたとしたら、2025年にはどのようなリターンになっていたのでしょうか。株式分割や時価総額の推移を交えて、長期保有のインパクトを徹底解説します。
2013年1月におけるApple株の株価は?
Apple株は2013年1月2日時点で、1株あたりおよそ「19.61ドル」(分割調整後の価格)で取引されていました。これは後に行われた株式分割の影響を考慮した価格です。
当時の為替レートを約88円/ドルとすると、購入価格は約1,726円となります。
Apple株の株式分割の履歴と保有株数の変化
Appleは過去に2回の大きな株式分割を行っています。
- 2014年6月9日:7対1の株式分割(1株 → 7株)
- 2020年8月28日:4対1の株式分割(7株 → 28株)
つまり、2013年に購入した1株は、2025年7月時点で28株になっているという計算になります。
2025年7月時点の株価と評価額
2025年7月25日のApple株の終値は「213.88ドル」。これをもとに、28株の評価額を計算すると。
213.88ドル × 28株 = 5,988.64ドル
1ドル=155円で換算すると、日本円で約92万8,000円という結果になります。
「300倍になった」という主張は正しいのか?
最初の購入額が約1,726円で、2025年の評価額が約928,000円ならば。
928,000円 ÷ 1,726円 ≒ 約537倍
このように、「300倍」という数字はむしろ控えめと言えるほどで、Apple株は実際に数百倍の価値に成長したと言えるのです。
なぜApple株はここまで成長できたのか
Appleの成長を支えたのは、iPhone・iPad・Macなどの製品群だけでなく、サブスクリプション型サービス(Apple MusicやiCloudなど)の拡大、株主還元戦略、巨額の自社株買いなど多くの要素が組み合わさった結果です。
特に時価総額の推移は注目すべきです。2013年時点で約5,000億ドルだった時価総額は、2025年7月にはおよそ3兆1,500億ドルへと6倍超に膨らんでいます。
まとめ:分割と長期保有の力を証明するApple株
2013年にたった1株買っただけで、2025年には約93万円にまで成長する――これは単なる“たられば”ではなく、長期投資と株式分割の現実的な結果です。Appleのように成長企業の株を早期に持ち続けることで、資産形成には大きな違いが生まれます。
今後もこのような企業を見つけ、冷静に保有し続ける「長期投資」の価値を、ぜひ再認識してみてください。

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