資産運用に苦手意識がある方でも、安定した収入と貯蓄がある公務員の立場を活かせば、堅実かつ効率的な資産形成が可能です。特に30代のうちから適切な運用を始めておけば、将来に向けた備えが大きく前進します。この記事では、都市職員共済貯金・新NISA・iDeCo・現預金のバランスを踏まえた戦略的運用の方法を解説します。
まずは現状を整理:公務員ならではの強みを活かす
現在の構成は以下の通り。
- 都市職員共済貯金:月3万円+ボーナス20万円、残高1,300万円
- 地元信金:1,500万円
- 楽天銀行:100万円
- 新NISA:月1万円を1年間
計約2,900万円のうち、約90%以上が現預金や共済貯金に偏っていることから、資産の成長性という観点では今後の分散投資が鍵となります。
共済貯金は安全資産として優秀
都市職員共済貯金の年利1.0%は、現行の低金利下ではかなり高水準。特に定年まで継続可能であれば、安全資産のコアとして位置づけておくのが賢明です。
しかしながら、資産全体の比率としてはやや偏っているため、共済を維持しつつ、リスク資産とのバランスを取ることが大切です。
新NISAをどう活用するか
新NISAでは、年間最大360万円(つみたて枠120万円+成長投資枠240万円)を非課税で投資できます。すでに月1万円を積み立てているので、以下のような増額も検討できます。
- つみたて投資枠:月3万円(年36万円)に増額
- 成長投資枠:ETFやインデックス型投資信託に年100万円前後で投資
例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500連動型」など、低コストのインデックス型ファンドは初心者でも安心です。
iDeCoは控除メリットが魅力|限度額も確認しよう
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、公務員でも月額12,000円まで拠出可能です。特に掛金が全額所得控除対象になる点は大きな節税メリット。
手数料はありますが、月12,000円であればコスト比率も気にならず、将来の年金の上乗せとして機能します。無理のない範囲で始めるのがおすすめです。
月2~3万円の余剰資金の活用法
新たに運用できる月2~3万円は、次のように使い分けるのが理想的です。
- 月1万円 → iDeCo
- 月1~2万円 → 新NISAのつみたて投資枠の増額
さらに、大きな現預金があるため、一括で100万円~200万円程度をNISAの成長投資枠に投入するのも有効です。余剰資金が多いほど「時間を味方にした投資」が有利になります。
実例シミュレーション:30代公務員の資産運用モデル
ある30代独身公務員が以下のバランスで運用。
- 共済貯金:毎月3万円+年2回20万円
- iDeCo:月1.2万円
- 新NISA(つみたて枠):月3万円
- 新NISA(成長投資枠):初年度に100万円一括+年30万円
この運用で、リスク分散と長期的な資産成長を両立し、老後資金や将来のライフプランに備えることが可能になります。
まとめ:堅実派でも実践できるシンプル運用戦略
資産運用に不安があっても、共済貯金や現預金の基盤があれば、安心してNISAやiDeCoに取り組めます。
・共済貯金を継続しつつ、
・新NISAをつみたて+成長投資枠で最大活用
・iDeCoは控除目的で月1万円から
このようにシンプルな戦略でも、将来的な資産形成は大きく変わってきます。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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