新NISAを活用して資産形成を始める人が増えています。なかでも、月3万円をオルカンとS&P500に半分ずつ積立てるスタイルは、分散投資と成長性のバランスをとった賢い方法の一つです。しかし「投資先をさらに増やすべきか?」「ファングやナスダックにも手を出すべきか?」と迷う声も少なくありません。この記事では、そうした悩みに対し、長期投資の観点から戦略を整理して解説します。
オルカンとS&P500の組み合わせの特徴
「オルカン(全世界株式)」は先進国から新興国までを網羅しており、地理的な分散性に優れています。一方「S&P500」は米国の代表的な大型企業500社で構成されており、成長性と安定性が魅力です。
この2つに均等に投資することは、世界全体と米国の経済成長の両方にバランスよく乗ることができ、分散と集中のバランスが取れた戦略といえます。
投資先を増やすことのメリットとリスク
ナスダックやFANG+などのセクター特化型やテーマ型ETFに投資することは、高い成長を狙える一方で、値動きが大きくリスクも高めです。投資金額が小さいうちは、分散しすぎると管理が煩雑になり、結果としてパフォーマンスに一貫性がなくなる恐れがあります。
まずはコア資産をしっかり育てることが重要です。具体的には、オルカンやS&P500の積立額を増やす方が合理的と言えます。
月3万円から月5万円へ増やす場合の選択肢
仮に月3万円から月5万円へ投資額を増やせるとした場合、まず検討すべきは既存のオルカン・S&P500への追加配分です。
例:
・オルカン:20,000円 → 30,000円
・S&P500:20,000円 → 20,000円
・現金 or サテライト枠:10,000円
このように、主力は変えずにサテライト枠を設け、好機があればそこにチャレンジ枠として使う手法もおすすめです。
投資先を増やすタイミングとは
「投資先を増やす」べきタイミングは、資産が一定規模になり、投資経験が蓄積された頃が理想です。月3万〜5万円の積立段階では、シンプルで再現性の高い投資戦略を継続する方が、結果的に安定した資産形成に繋がります。
分散とは「数を増やすこと」ではなく「リスクを分けること」です。同じ先進国株の中で複数投資先を持つことは、実は分散になっていないことも多いです。
他の投資家の声と実例
実際、投資歴5年以上の方の多くが、投資初期にはオルカンやS&P500などのインデックス1〜2本に集中していたという声を多く聞きます。「最初は欲張らず、コツコツと継続した投資が一番強い」との実感を語る方も多数です。
逆に、初期にテーマ株や高リスクETFに手を出してしまい、損失やリスクに耐えきれず投資をやめてしまった例も散見されます。
まとめ:投資先は増やすより育てる意識で
新NISAを使って堅実な資産形成を目指すなら、まずは信頼できるコア資産を地道に積み上げることが何より大切です。投資先をむやみに増やすのではなく、今ある資産に「厚み」を持たせる方が、資産の安定性も高まります。
投資に慣れてきたらサテライト投資を検討すればよく、焦らず自分のペースで資産形成を続けていきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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