iDeCoを始める際に「オールカントリー(全世界株式)だけで本当に分散できているのか」「バランス型も組み合わせた方が良いのでは」と悩む方は少なくありません。長期・積立・分散が基本となるiDeCoでは、商品特性を理解した上で自分に合った配分を考えることが重要です。
オールカントリー(全世界株式)の分散効果
全世界株式型の投資信託は、日本・米国・先進国・新興国など世界中の株式に幅広く投資する設計になっています。そのため、地域分散という意味では非常に高い分散効果があります。
例えば、米国市場が不調な局面でも、他の地域の成長が下支えすることがあり、特定の国に集中投資するよりも価格変動は抑えられやすい特徴があります。ただし、資産クラスとしては「株式100%」である点は理解しておく必要があります。
株式100%に潜むリスクとは
全世界株式は分散されているとはいえ、株式のみで構成されているため、市場全体が大きく下落する局面では基準価額も大きく下がります。特にリーマンショックやコロナショックのような場面では、短期間で大幅な下落を経験する可能性があります。
iDeCoは原則60歳まで引き出せない制度ですが、評価額の変動に精神的な不安を感じやすい方にとっては、価格変動の大きさが継続の妨げになることもあります。
バランス型を組み合わせる意味
バランス型ファンドは、株式だけでなく債券やREITなど複数の資産クラスに分散投資します。そのため、株式市場が下落した際の値動きを緩和する効果が期待できます。
全世界株式とバランス型を組み合わせることで、「成長性」と「安定性」の両立を目指す設計になります。例えば、全世界株式70%+バランス型30%といった配分は、リスクを抑えつつ長期成長を狙いたい人に選ばれやすい考え方です。
分散しすぎによる注意点
一方で、似た資産内容のファンドを複数組み合わせると、結果的に中身が重複し、管理が複雑になることがあります。特にバランス型の中にも全世界株式が含まれている場合、意図せず株式比率が高くなるケースもあります。
そのため「何を目的に分散するのか」「どの程度の値動きなら許容できるのか」を事前に整理し、シンプルな構成を心がけることが大切です。
自分に合った配分を考えるポイント
全世界株式一本で運用するのは、長期で価格変動を受け入れられる人に向いています。一方、値動きが気になりそうな場合や、安定性を重視したい場合は、バランス型を組み合わせる選択肢も有効です。
年齢、収入の安定性、投資経験、精神的な許容度などを踏まえ、「続けられる配分」を優先することがiDeCoでは最も重要な考え方になります。
まとめ
オールカントリーは地域分散に優れた商品ですが、株式100%である点は理解が必要です。全世界株式とバランス型を組み合わせることで、リスクを抑えながら長期運用を目指すことも可能です。
正解は一つではなく、自分が長く続けられる配分こそが最適解です。iDeCoの特性を踏まえ、シンプルかつ納得感のある資産配分を意識して選びましょう。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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