iDeCo(個人型確定拠出年金)では運用商品の見直しを行うことができますが、「配分を変えると手数料がかかるのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。特に楽天証券のiDeCoで楽天・全米株式インデックスから楽天・オールカントリー株式インデックスに一部を乗り換える場合など、余計なコストが発生しないか気になるところです。本記事では、iDeCoにおける運用商品の変更に伴う手数料や注意点について詳しく解説します。
iDeCoでできる2つの運用変更方法とは
iDeCoにおける運用商品の見直しには以下の2つの方法があります。
- 配分変更:今後の掛金の振り分け先(投資信託の比率)を変更する
- スイッチング:すでに積み立てた資産を別の運用商品に移し替える(売却&購入)
今回のように「楽天・全米株式インデックス」を売って「楽天・オールカントリー株式インデックス」を買うケースは、「スイッチング」に該当します。
楽天証券のiDeCoでスイッチングに手数料はかかる?
結論から言うと、楽天証券でのスイッチングは手数料無料です。投資信託の売却・買付においては、証券会社がスプレッドや売買手数料を徴収することはありません。
ただし、スイッチングに伴って売却→現金化→再投資という流れが発生するため、投資信託ごとの信託財産留保額が発生する場合があります。ただし、楽天・全米株式インデックスや楽天・オールカントリー株式インデックスには、留保額は設定されていません。
運用商品の変更で気をつけたいその他のコスト
手数料は無料でも、以下のような「目に見えないコスト」に注意が必要です。
- 基準価額のズレ:スイッチングには数営業日かかるため、その間の相場変動リスクがあります。
- 信託報酬:各投資信託が保有中に徴収する年間コスト。楽天・全米株式=年0.162%、楽天・オールカントリー=年0.0577%
このように、信託報酬の差異もスイッチングの判断材料に加えておくと良いでしょう。
実例:楽天証券でスイッチングしてみた結果
ある利用者が楽天証券iDeCo内で「全米株式→オールカントリー」に50%スイッチしたところ、費用は発生せず、操作も1回のオンライン手続きで完了。数日後には反映されていました。
注意点として「切り替え反映には3〜5営業日」ほどかかり、その間の価格変動で評価額が上下する可能性があります。
まとめ
楽天証券のiDeCoにおいて、運用商品の変更(スイッチング)や掛金の配分変更によって余計な手数料が発生することは基本的にありません。
ただし、投資信託ごとの信託報酬や価格変動リスクには注意しながら、長期的な視点で資産配分を見直すことが重要です。
手数料無料の仕組みをうまく活用し、自分に合った投資スタイルを追求していきましょう。

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