楽天証券の逆指値と指値の違いについて解説

楽天証券で取引を行う際、注文方法として「逆指値」と「指値」がありますが、この2つの違いについて理解している人は意外と少ないです。この記事では、逆指値と指値の違いについて、具体的な例を交えて分かりやすく解説します。

指値注文とは？

まず「指値注文」について説明します。指値注文とは、指定した価格でのみ取引を行う注文方法です。例えば、ある株式を1000円で購入したい場合、1000円で指値注文を出します。この注文が成立するのは、株価が1000円またはそれ以下になった時です。

指値注文は、希望の価格で取引できるため、投資家にとっては取引価格をコントロールできる利点があります。ただし、相場が指定した価格に達しなければ、注文は成立しません。

逆指値注文とは？

逆指値注文は、指定した価格を越えた場合に自動的に注文を出す注文方法です。例えば、株価が1000円で現在取引されているとき、逆指値を1100円に設定すると、株価が1100円に達したときにその価格で注文が出されます。

逆指値注文の目的は、利益を確保したり、損失を最小限に抑えることです。株価が設定した逆指値価格に到達した際に自動的に注文が出るため、相場を注視し続ける必要がなく、投資家にとって便利な注文方法です。

指値注文と逆指値注文の違い

指値注文と逆指値注文の主な違いは、注文の発生条件にあります。指値注文は、指定した価格に「到達するか、それよりも良い価格」でのみ取引が成立します。一方、逆指値注文は、指定した価格を「越えた場合」に自動的に注文が出されるため、取引が成立するのは相場がその価格に達したときです。

指値注文は、買い手側であれば「指定した価格以下で購入したい」、売り手側であれば「指定した価格以上で売りたい」といった条件を設定します。一方で逆指値は、損切りや利益確定を目的として設定されることが多く、指定価格を越えたときに売買が成立するため、リスク管理が目的となることが多いです。

逆指値注文を使った実例

例えば、現在1000円で取引されている株を、利益を確保したい場合に逆指値を1050円に設定することが考えられます。この場合、株価が1050円に達すると、即座に売り注文が出されます。この方法により、相場の動きを見逃さずに利益を確定できるため、リスクを管理しやすくなります。

逆指値はまた、損切り注文としても有効です。たとえば、1000円で購入した株が950円に下がった場合、950円を逆指値として設定すれば、株価がその価格を下回ると自動的に売り注文が出され、損失を限定することができます。

まとめ：楽天証券の取引で指値と逆指値を使い分ける方法

楽天証券で取引を行う際、指値と逆指値を適切に使い分けることが重要です。指値注文は希望の価格で取引を行いたい場合に便利で、逆指値注文は利益確定や損失を限定するためのリスク管理手段として有効です。

取引の目的や投資スタイルに応じて、これらの注文方法を使い分けることで、より効率的な取引が可能になります。自分の投資スタイルに合わせて、指値と逆指値をうまく活用しましょう。

rieki

こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。