仮想通貨のチャート分析に欠かせないローソク足。しかし、「買いと売りが同じ量あるなら、なぜ価格が上がるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、その仕組みをできるだけわかりやすく解説します。
ローソク足の基本:陽線と陰線
ローソク足は、ある一定時間内の価格の動きを表します。始値より終値が高ければ陽線、安ければ陰線になります。
例えば1時間足では、その1時間のうちにどのように価格が変化したのかが視覚的にわかるようになっています。
「買いが多い=価格が上がる」はなぜ成立する?
たしかに、買い注文と売り注文は常にペアで成立します。しかし、「買いたい人が多い=強気の人が多い」状況になると、より高い価格でも買う意欲のある人が増えるため、取引価格は自然と上昇していきます。
逆に「売りたい人が多い=弱気な人が多い」時は、価格を下げても売ろうとする動きが増えるため、価格は下落します。
価格が動くのは「どこで買いたい・売りたいか」のバランス
マーケットは需給バランスで動きます。「買いが多い=買いたい価格帯が高い層が多い」状態だと、より高値での約定が増え、価格が上昇します。
つまり、「買いが多く入ったから陽線になる」というのは、「高値で買う人が多かったから価格が上がった」という意味で捉えるとスッキリします。
具体例:1BTCを100万円→105万円で買いたい人が増えた場合
たとえば、「1BTCを100万円で買いたい人」よりも「105万円でも買いたい人」が多くなれば、売り手はより高い価格を提示する人に売るため、実際の約定価格は上がっていきます。
このとき、たとえ買いと売りの数が同じでも、買いたい価格が高い=需要が強いということで価格が上昇するのです。
まとめ:ローソク足の動きには心理が反映されている
ローソク足の陽線や陰線は単なる数字ではなく、投資家たちの「今後上がる」「下がる」といった心理戦の結果です。買いが多い=価格が上がるのは、買いたい人が積極的に高値でも買っているからなのです。
初めは難しく感じるかもしれませんが、実際のチャートを見ながら理解を深めていきましょう。

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