戦争や地政学リスクが株価に影響を与えることは知られていますが、「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」のような分散型投資信託を新たに購入し、約定日6月16日が近づくと、「基準価額の暴落がある?」と心配になるものです。この記事では、約定日・受渡日・基準価格の反映タイミング、戦争リスクとの関係をわかりやすく整理します。
まず、約定日と受渡日・基準価格の仕組みを理解
投信の購入では、予約したタイミングと基準価格が反映されるタイミングは異なります。楽天証券で夜遅くに購入指示を出すと、翌営業日【6月16日】が約定日、そして【6月20日】が受渡日になります。
ただし「基準価格」は約定日の基準価格で決まり、楽天ではその日の夕方(15時)に反映されますので、受渡日当日の価格に影響されるわけではありません。
地政学的リスクと基準価格の関係とは?
イスラエルと周辺国の戦闘リスクが高まると、世界株式市場は短期的に売られやすくなります。例えばAP通信やReutersによると、ロシア・中東などの緊張が高まる場面では世界株が下落し、安全資産(金や日本円)が買われやすい傾向があります。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
これによりオルカンを含む世界株型ファンドの基準価格も下落する可能性があります。ただし、戦争リスクで下落するのは主に約定日のその時点の市場という点を押さえておきましょう。
6月16日の夜に「暴落」がある可能性は?
約定日に重大なニュース(例:イスラエルによる攻撃拡大)が発表された場合、世界株指標が下落すれば、その日の基準価格が下がり、購入単価が低くなる形になります。
ただし、基準価格が頻繁に暴落するわけではなく、大規模ショック(数%以上)が起きたときに響きます。現在のような局地的な緊張では、通常は0.5~2%程度の調整にとどまるケースが多いです。
戦争リスクに備える投資時期の考え方
もし購入前にリスクを回避したい場合は、以下の方法が考えられます。
- 事前にETFなどの価格推移を確認し、ショック反応が出た後に購入
- 約定日より後に購入タイミングをずらす
- 分割購入(2~3回に分けて購入し、価格平均化を狙う)
ただし長期投資視点では、市場の短期的な揺れに過度に反応せず、ドルコスト平均法を活用し、継続した購入を続けるのが基本とされています。
まとめ:基準価格は約定日夕方の市場次第、暴落は限定的
・約定日は6/16、その日の夕方に基準価格が決まる
・戦争リスクで基準価格が下がる可能性あり(0.5〜2%程度)
・暴落は大ショックが起きた場合に限られ、通常は小幅調整で収まる
もし心配なら、購入タイミングを少しずらすか、分割購入で平均化を狙ってください。ただ、長期運用なら一時ショックに構えすぎず、継続的な積立を重視すれば安心です。

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