moomoo証券は一見アメリカや日本の企業に見えますが、実際には香港上場のFutu(フーツー)傘下で、最終的には中国のTencent(テンセント)の関係会社です。しかしその企業構造ゆえに、データの取り扱いや安全性について不安視される声があります。
会社の構造と拠点
moomooは2018年に米カリフォルニア州で設立され、米国、シンガポール、日本、オーストラリアなどグローバル展開しています。
親会社は香港のFutu Holdings Limitedで、主要投資家に中国Tencentが含まれます:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
中国政府が情報にアクセスできる可能性は?
中国の企業は中国共産党や政府の指示に従う義務があり、特に中国国内で運用されるデータにはアクセス要求がある可能性があります。
米国議会やセキュリティ専門家らは、moomooが利用者のソーシャル・セキュリティ番号や住所、銀行口座情報など高度な個人情報を収集している点から、中国政府が関与するリスクを指摘しています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
moomooの安全対策と規制体制
ただし、moomooは米SECやFINRA、また日本では金融庁や日本証券業協会などの監督下にあり、法令順守を前提に営業しています
さらにmoomoo自身はプライバシーポリシーで、顧客の個人情報を日本国内データセンターに保管し、第三者に無断で提供しない旨を明示しています:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
海外からの評価と懸念の声
redditなどの海外投資家コミュニティでは、「米国法人だがTencent傘下」「中国政府が要請すれば情報提供される可能性がある」といった懸念が見られます。
例えば「Tencent will do what the CCP says」(テンセントは共産党の指示に従う)といった意見が散見されます:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
日本国内ユーザーにとってのリスクは?
日本国内で利用する場合、moomoo証券株式会社が金融庁およびJSDA・JIAA等の規制を受けており、個人番号情報も日本国内データセンターで扱うことが定められています。
したがって、中国政府が直接日本国内のデータセンターにアクセスする可能性は非常に低く、通常の国際証券会社と同程度の安全性と判断されます。
判断のポイント
- Tencent傘下のFutuが最終的な所有者であり、中国政府によるデータへのアクセス懸念がある。
- しかし金融庁や米SEC等による規制下で運営され、特に日本では国内データセンターで情報を管理。
- 海外では慎重な意見も多数。特に国家間リスクを重視する投資家は注意している。
まとめ
moomooはTencent系企業であるため理論上、中国政府の情報アクセス圧力は否定できません。ですが、日本国内では規制を受けた法人がデータを日本国内で管理しており、通常の大手証券と同等と考えられます。
セキュリティ意識の高いユーザーは、利用リスクを理解した上でアカウント運用や資金管理(例えば架空銀行口座の利用)など自己防衛策を検討してもよいでしょう。

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