トレードにおいて「絶対に勝てる場面」は存在するのでしょうか。答えはNOですが、勝率の高い“鉄板パターン”は確かに存在します。この記事では、時間足ごとの戦略や押し目の見極め方、特に注目される「複数の抵抗帯が重なるクラスター」とその活用方法について解説します。
『鉄板パターン』とは何か?
鉄板パターンとは、過去の相場において高い確率で反発・反転が起きた形や条件を指します。勝率が高く、リスクとリワードのバランスが取りやすいため、プロトレーダーにも多用されています。
代表的な鉄板パターンとしては「ダブルボトム」「逆三尊(ヘッドアンドショルダー・ボトム)」などがあります。特に時間足の重なりとサポレジのクラスターが重なると信頼度が増します。
時間足の重要性:長期足が環境認識のカギ
長期足(日足・4時間足)では相場全体の流れを把握し、中期・短期足(1時間足・15分足)でエントリータイミングを測ります。日足でトレンドが上昇→1時間足で逆三尊形成→押し目買いという流れが理想の一例です。
たとえば、日足で75MAを上抜けた後に、1時間足でサポートに跳ね返された逆三尊が形成された場合、それは“環境認識とエントリー根拠が一致した高勝率ポイント”です。
押し目買いの『鉄板ポイント』とは
押し目買いの成功率を高めるには、複数のテクニカル要素が一致する場所を狙うのがコツです。これを「クラスター」と呼びます。具体的には、
- 過去のレジサポ転換ライン
- 移動平均線(20EMA、75MAなど)
- フィボナッチリトレースメント(38.2%や61.8%)
- 水平ライン
が重なるポイントです。
例として、4時間足の押し目ゾーンが、過去に何度も反発したレジスタンスと20EMA、そしてフィボ38.2%が重なる場所なら、非常に強力なサポートとなり得ます。
逆三尊とクラスターの組み合わせが強い
1時間足での逆三尊は、転換の強いシグナルとして知られています。特にネックラインを超える瞬間はエントリーの好機です。
それが、日足の押し目ポイントと重なる場合、長期足のトレンド方向と短期足の転換が同時に起こることになり、「高確度の鉄板ポイント」となります。
注意点:鉄板でも100%勝てるわけではない
どれだけ条件が揃っていても、相場に“絶対”はありません。損切り設定と資金管理は鉄板パターンでも必須です。勝率が高い場面でも、1回の大損で口座を飛ばさないようにリスクを調整しましょう。
また、鉄板に見える場面でもファンダメンタルズ要因(重要指標・要人発言)が直前にある場合はエントリーを控える判断も重要です。
まとめ:鉄板は“条件の積み重ね”で作られる
「絶対に勝てる場面」は存在しませんが、長期足のトレンドと短期足のチャートパターン、さらに複数のサポートラインが重なる『クラスター』の押し目ポイントは、非常に勝率が高いと言えます。
鉄板パターンを見極める力を養うには、過去チャートでの検証や練習が欠かせません。根拠のあるトレードを積み重ね、再現性を高めていきましょう。

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