相場において「勝てるエントリーポイント」は限られています。その中でも、トレンド中の押し目買い・戻り売りをクラスター(複数のサポート・レジスタンスが重なる領域)で狙うという戦略は、物理的にも理屈的にも非常に優れた選択肢の一つといえるでしょう。本記事では、その根拠や考え方、実際の使い方について詳しく解説します。
なぜ「トレンド中のクラスター」でのエントリーが有利なのか
トレンド相場では、基本的に流れに逆らわないことが勝率向上の鍵となります。上昇トレンドでの押し目、下降トレンドでの戻りは、その後の価格の伸びしろが大きいため、リスクリワード比が良好です。
さらに、押し目や戻りがフィボナッチ、水平線、移動平均線など複数の支持・抵抗が重なる領域=クラスターで発生した場合、そこは「多くのトレーダーが注目する価格帯」であり、価格が反転しやすくなります。
実際のチャートでの例:複数の壁が存在する「壁を背にしたエントリー」
たとえば、上昇トレンド中に次のような条件が揃っているとします。
- 20EMAがサポートとして機能
- 前回の高値がレジサポ転換
- フィボナッチ38.2%と重なる価格帯
このような条件下での押し目は「複数の壁」が支えとなり、価格が反発する可能性が高くなります。このような構造的な優位性を持つポイントでのエントリーは、損切りも明確かつ浅く設定できるため、非常に効率的です。
「これ以上のエントリーはない」と言い切れる理由
マーケットにおけるすべての取引は「優位性のあるポイントを選ぶゲーム」です。その点で、トレンドの継続中に、信頼性の高いサポート・レジスタンスを背にエントリーできるという状況は、期待値の高いトレードとなり得ます。
もちろん、100%勝てるわけではありませんが、再現性とリスクリワードの面で他の戦略より優れているのは確かです。
エントリー精度を高めるためのチェックリスト
- トレンドが継続しているか?(ダウ理論の確認)
- 押し目・戻りの価格帯に根拠が複数あるか?
- そのポイントでローソク足の反転シグナルがあるか?
- リスクリワード比が明確か?
これらを事前に確認することで、「優位性の高いポイント」でのみエントリーすることが可能になります。
エントリー後の戦略とリスク管理も重要
エントリーポイントだけでなく、損切りラインと利益確定のルールを明確にしておくことが重要です。期待値の高いポイントでも、ルールなきトレードは資金管理上の失敗につながりやすいです。
たとえば、押し目買いの場合はクラスター下に損切りを置き、直近高値で半分利確、残りはトレールするなどの柔軟な戦略が有効です。
まとめ:トレンド×クラスターは戦略の中核にできる
トレンド相場での押し目や戻りを、複数の根拠が重なる「クラスター」で狙うエントリーは、最も信頼性の高い手法の一つです。
もちろん、エントリーポイントだけでなく、損切り・利確・資金管理も含めてルールを設けることで、安定したトレード成績に繋がります。「勝てるエントリーを探す」ことは「再現性のあるルールを見つけること」と同義であり、その中でも本戦略は確かな選択肢となるでしょう。

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