SBI証券のデバイス認証とFIDO認証の違いと設定方法:アプリ別の挙動を解説

資産運用、投資信託、NISA

SBI証券では、セキュリティ強化の一環として「デバイス認証」と「FIDO(スマホ認証)」の導入が進められています。これらの認証方式は、利用するアプリやデバイスによって挙動が異なるため、正しく理解し設定することが重要です。

デバイス認証とFIDO認証の基本的な違い

デバイス認証は、ログイン時に使用する端末を登録し、以降のログイン時にその端末であることを確認する仕組みです。一方、FIDO認証は、生体認証やPINコードを利用して本人確認を行う多要素認証方式で、主にスマートフォンアプリで利用されます。

例えば、PC版のSBI証券サイトにログインする際は、デバイス認証が適用されますが、スマートフォンアプリではFIDO認証が求められる場合があります。

デバイス認証が表示されない場合の原因と対処法

デバイス認証のメッセージが表示されない場合、以下の原因が考えられます。

  • Cookieやインターネット一時ファイルの削除:これにより、同じ端末でも新しい端末と認識されることがあります。
  • 認証の有効期限切れ:最後のデバイス認証登録から90日が経過すると、再度認証が必要になります。

これらの場合、再度デバイス認証の登録を行う必要があります。

FIDO認証が一部のアプリでしか起動しない理由

FIDO認証は、SBI証券のスマートアプリでのみ利用可能です。例えば、「かんたん積立アプリ」ではFIDO認証が起動しますが、PC版サイトや他のアプリでは起動しないことがあります。

これは、FIDO認証がスマートアプリに組み込まれているためであり、他のアプリやPC版サイトでは別の認証方式が採用されているためです。

複数の端末でのFIDO認証の利用方法

FIDO認証を複数の端末で利用する場合、以下の手順が必要です。

  1. 2台目の端末でSBI証券のアプリにログインし、表示されるQRコードを確認します。
  2. 1台目のFIDO認証済み端末でQRコードを読み取るか、リクエストコードを入力します。
  3. これにより、2台目の端末でもFIDO認証が利用可能になります。

この手順により、複数の端末で安全にFIDO認証を利用することができます。

まとめ:セキュリティ設定の確認と適切な対応

SBI証券のセキュリティ設定は、利用するデバイスやアプリによって異なります。デバイス認証やFIDO認証が正しく設定されていない場合、ログイン時に問題が発生する可能性があります。

設定に不安がある場合は、SBI証券の公式サイトやサポートセンターに問い合わせることで、適切な対応方法を確認することができます。

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