株式投資では「良い会社を安く買う」が基本戦略とされていますが、FX(外国為替証拠金取引)には似たような“法則”はあるのでしょうか?結論からいえば、FXには明確な「法則」は存在しないものの、勝率を高めるための“原則”や“パターン”は確かに存在します。本記事では、FXと株の根本的な違いに触れつつ、FXにおける考え方やトレードに役立つルールについて解説します。
株は「価値」重視、FXは「価格変動」重視
株式は企業の価値(業績・資産・将来性など)を評価して「割安」か「割高」かを見極めます。一方、FXは通貨自体に本来的な“価値”はなく、2国間の相対的な強さ(経済・金利・リスクなど)によって価格が変動します。
そのため、FXでは「安いと買う」「高いと売る」よりも、「トレンドに乗る」や「相場の癖を読む」などの戦略が主流となります。
FXで勝率を高めるための“基本原則”
- ① トレンドフォロー(順張り)
上昇している通貨はさらに上昇、下降している通貨はさらに下落する傾向があるため、流れに乗るのが王道です。 - ② 損切りルールの徹底
含み損を抱え続けるより、損失を早めに確定することで資金を守ることができます。 - ③ ファンダメンタルズとテクニカルの併用
経済指標や金利動向とチャート分析の両輪で判断することで精度が上がります。
FXにおける“よくあるパターン”とテクニカルの使い方
たとえば、ドル円のような主要通貨ペアでは「東京時間にレンジ相場」「ロンドン・NY時間にブレイク」など、時間帯ごとの値動きの癖が見られます。
テクニカルでは、移動平均線、RSI、ボリンジャーバンドなどがよく使われ、売買タイミングの参考になります。
実例:ドル円トレンドフォロー戦略
たとえば、米国が利上げ方向にある場合、ドル円は上昇トレンドになりやすく、押し目買い(下がったら買う)戦略が有効です。反対に日銀の緩和政策が続けば円安傾向が強まり、上値を試す動きが出やすくなります。
こうしたファンダメンタル要素とテクニカル(例えば200日移動平均線)を併せて判断することで、トレードの精度が上がります。
FXにおける“勝つ人の思考”と“負ける人の傾向”
- 勝つ人:感情ではなくルールに従って行動、リスクリワードを意識
- 負ける人:直感や一発逆転狙い、損切りが遅い、ポジポジ病
「法則」に頼るというよりも、「ルールベースの判断」と「確率の積み重ね」がFXでは重要視されます。
まとめ
FXには株式のような「価値投資」の明確な法則は存在しませんが、「流れに乗る」「リスクを制御する」など、勝ちやすい原則や再現性の高いパターンはあります。
価格の上下に一喜一憂するのではなく、自分なりのルールと検証を重ねながら戦略を組み立てることが、FXで長く生き残るための鍵となります。

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