NISA(ニーサ)口座での配当金を非課税で受け取るには、一定の手続きが必要です。特に「株式数比例配分方式」の登録と、それに伴う証券保管振替機構(ほふり)での処理が正しく行われていることが前提となります。この記事では、その仕組みと手続きの関係について詳しく見ていきます。
NISAで配当金を非課税にする仕組みとは
NISA口座で得た配当金を非課税で受け取るには、「株式数比例配分方式」に登録しておく必要があります。この方式は、証券会社の口座に保有する株数に応じて、配当金が証券口座に直接入金される仕組みです。
これにより、証券口座経由で受け取った配当金がNISA口座分と判定され、非課税の対象になります。
株式数比例配分方式とは?
株式数比例配分方式とは、証券保管振替機構(ほふり)で株式を管理する際、配当金の受取方法として選べる方法の一つです。
他の方式には「登録配当金受領口座方式」「発行会社からの直接受取」などがありますが、NISA口座で配当金を非課税にするには、唯一この方式が必要となります。
証券保管振替機構での手続きとは?
証券会社で「株式数比例配分方式」を選択した後、証券保管振替機構にその情報が自動で通知され、処理されます。この登録手続きが完了することで、配当金が証券口座に配分され、NISA枠に連携されます。
つまり、証券会社での設定完了=証券保管振替機構での手続き完了と考えて差し支えありません。ただし、証券会社によっては、処理に数営業日かかる場合もあるため、余裕を持って設定しましょう。
設定確認の方法とトラブル対処
自分の証券口座が「株式数比例配分方式」になっているかどうかは、証券会社のWebサイトやアプリの口座設定画面で確認できます。
設定していたつもりが、他の方式になっていた場合、NISA口座で購入した銘柄でも配当金が課税対象になる恐れがあります。非課税を確実にしたい場合は、必ず設定を見直しましょう。
実際の確認例:楽天証券やSBI証券など
例えば楽天証券では、「口座情報→配当金受領方法」のページから現在の設定を確認できます。SBI証券では、「お客様情報設定・変更」から確認可能です。
多くの証券会社では、「株式数比例配分方式に登録済」と表示されていれば、証券保管振替機構でも処理が完了している状態です。
まとめ:非課税を活かすために今すぐ設定を確認
NISA口座で配当金を非課税にするには、「株式数比例配分方式」に登録していること、そして証券保管振替機構での手続きが完了していることが前提です。実際には、証券会社での設定が完了すれば手続きも同時に完了するケースがほとんどですが、念のため設定状態の確認をおすすめします。
わずかな設定ミスで非課税の恩恵を受けられなくなる可能性もあるため、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

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