つみたてNISAは長期の資産形成に向けた制度ですが、ライフイベントや急な出費などで資金が必要になることもあるでしょう。楽天証券を利用している場合、「つみたてNISAの資金をどうやって引き出すのか？」と疑問に思う方も多いはずです。この記事では、売却手続きから現金として引き出すまでの具体的な流れと、知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。
楽天証券のつみたてNISAで引き出す基本の流れ
つみたてNISAで購入した投資信託を現金化するには、まず「売却」の操作が必要です。楽天証券では、保有商品一覧から該当ファンドを選び、「売却」ボタンをクリックして手続きを進めます。
売却完了後は、数営業日かけて資金が楽天証券の口座に入金されます。その後、「出金」操作を行えば、登録している銀行口座へ現金を移すことができます。
売却＝引き出しではない？混同しやすいポイント
「売却すれば自動的に銀行口座に入金される」と思いがちですが、実際には2ステップ必要です。①投資信託の売却→②証券口座から銀行口座への出金という順序を踏む必要があります。
楽天証券のアプリやWebサイト上でも、「売却」と「出金」は別メニューに分かれているため、操作の際にはそれぞれ確認して行うようにしましょう。
売却タイミングと約定日・受渡日について
投資信託の売却では、「約定日（やくじょうび）」と「受渡日（うけわたしび）」が設定されています。約定日とは売却が成立する日のことで、受渡日はその代金が楽天証券口座に入金される日です。
たとえば、平日に売却申込をした場合、約定日は翌営業日となり、受渡日はそのさらに2～3営業日後になるケースが一般的です。急ぎで資金が必要なときは、受渡日までのスケジュールも逆算しておくと安心です。
非課税枠と売却の関係｜損益に税金はかかる？
つみたてNISAの最大のメリットは「運用益が非課税になること」です。つまり、値上がりした状態で売却した場合でも、その利益に対して税金はかかりません。
一方で、元本割れで売却しても損益通算や繰越控除などの税制上の優遇措置はありません。あくまで「非課税枠」であることを意識し、短期での売却には注意が必要です。
つみたてNISAを途中で引き出すと損？
つみたてNISAは本来、20年という長期運用を前提とした制度です。途中で資金を引き出すと「非課税期間を途中で放棄する」ことになり、将来のリターンのチャンスを減らすリスクがあります。
どうしても必要な場合を除き、できるだけ保有を続ける方が資産形成には有利です。逆に、急な支出に備えて、つみたてNISAとは別に生活防衛資金を準備しておくのも重要なリスク管理です。
まとめ：楽天証券のつみたてNISAを引き出すには段階を理解しよう
楽天証券でつみたてNISAの資金を引き出すには、まず「売却」の操作が必要であり、その後に「出金」の手続きをすることで銀行口座に現金を移せます。これらは一連の流れですが、混同しやすいため注意が必要です。
売却に伴う非課税メリットや、引き出しのタイミング、制度の特性を理解したうえで、長期的な資産形成を意識した行動を取ることが大切です。必要なときは冷静に手続きを進めつつ、基本は長く保有して運用するというスタンスを忘れないようにしましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント