投資初心者からベテランまで、多くのユーザーに利用されているマネックス証券のスマートフォンアプリですが、「赤字(損失)が表示されない」と疑問に感じる方も少なくありません。本記事では、マネックス証券アプリの損益表示の仕組みとその背景について詳しく解説します。
マネックス証券アプリの損益表示の仕組み
マネックス証券アプリでは、保有銘柄の「評価損益」は基本的に時価と取得単価の差額で算出されます。しかし一部の表示モードでは、損益の数値だけでなく色の表示(赤=マイナス、緑=プラスなど)が省略されていることもあります。
これは、アプリの設定や表示画面(例:資産一覧、ポートフォリオ、個別銘柄)によって仕様が異なるためで、一見して赤字が出ていないように見えるのはデザインによるものです。
なぜ「赤字」が見えないのか?
ユーザーの投資心理を考慮し、あえて赤字を強調しない表示設計になっている場合があります。これは、短期的な評価損益に過剰反応して不要な取引や精神的ストレスを避けるための配慮とされています。
たとえば、楽天証券やSBI証券などでは色分けが明確なのに対し、マネックス証券はシンプルなUIを重視する傾向があります。
設定によっては「損益が非表示」になるケースも
アプリの一部設定やバージョンによっては、「損益を非表示」にしているケースもあります。特に、ログイン直後や初期設定のままだと、「評価損益」が隠れていたり、表示項目がカスタマイズされていないことも。
この場合、アプリ内の「表示設定」または「ポートフォリオカスタマイズ」から項目を追加すれば、赤字(損失)表示を有効にすることが可能です。
実際の表示例:どこで赤字が見られる?
以下の画面で赤字が確認できることがあります。
- 「資産一覧」>個別銘柄の詳細画面
- 「ポートフォリオ」>保有銘柄リスト
- 「取引履歴」>売却損益一覧
なお、表示が灰色や黒字になっている場合でも、マイナスの場合は「−」が付いていることで識別できます。
他の証券会社との違いに注意
楽天証券やSBI証券などでは赤や青などの色分けがデフォルトで行われており、損益のインパクトが視覚的に分かりやすくなっています。
一方で、マネックス証券は落ち着いたトーンでの情報提供を重視しており、長期投資家向けのデザイン設計となっています。
まとめ:見えないのではなく“見せない”デザインもある
マネックス証券のアプリで「赤字が出ない」と感じるのは、実は損失が見えにくい表示仕様が原因である場合がほとんどです。設定変更や詳細画面にアクセスすれば、正確な評価損益は把握可能です。
もし損益の視認性を高めたい場合は、表示設定の見直しや他の証券アプリとの併用も検討してみてください。

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