ロールリバーサルだけを待つトレード戦略は正解か?待つトレーダーの心理と実践バランスを考える

外国為替、FX

FXや株式のデイトレードにおいて、「有利なエントリーポイントを待つ」というのは大原則ですが、その中でも特に「ロールリバーサル(支持・抵抗の反転)だけを狙う」というトレーダーは少なくありません。この記事では、ロールリバーサルを絶対ルールとする戦略の長所と短所、そしてそれを採用する上での心構えについて、実例を交えながら解説していきます。

ロールリバーサルとは?基本をおさらい

ロールリバーサルとは、一度レジスタンス(抵抗線)として意識された価格帯がブレイクされた後、今度はサポート(支持線)として機能するようになる、またはその逆の現象を指します。これは「支持・抵抗の反転」として多くのトレーダーに使われる手法です。

この現象を活かして「戻り待ち・押し目買い」を狙うことで、より優位性のあるトレードができるとされます。

なぜ「100%ロールリバーサル待ち」になるのか

ロールリバーサルを強く信頼するトレーダーの多くは、「環境認識の明確さ」「優位性の高いエントリー」を重視しています。中途半端なところでのエントリーは負けにつながりやすく、過去の苦い経験から「ロールリバーサル以外はすべてスルー」というルールを自らに課している人も少なくありません。

このようなトレードスタイルは、ルールに従うことでメンタルが安定し、長期的な資金管理にもつながるというメリットがあります。

待つことのリスクとデメリット

一方で、「ロールリバーサルが起きない相場環境」では、1日〜1週間以上エントリーチャンスが訪れないこともあります。トレード回数が極端に少ないことで、「機会損失」や「モチベーションの低下」を感じる人も出てきます。

また、待ち時間が長すぎると「ついエントリーしてしまう衝動(ルール破り)」に陥るリスクもあり、結果的にルールが機能しなくなる可能性も否定できません。

待つスタイルを活かすためにできる工夫

ロールリバーサルだけを狙うスタイルを継続するには、以下の工夫が有効です。

  • 複数の通貨ペア・銘柄を監視してチャンスを増やす
  • 上位足(4時間足・日足)と下位足(15分足など)で状況を分けて分析
  • バックテストを通じてルールの再確認を行う
  • 「ノートレの日も勝ち」というマインドセットを持つ

特に「ノートレード=負けではない」という意識は、長期的な視点で見た時に資金を守るために非常に重要です。

実例:ルール厳守型トレーダーの成果

ある専業トレーダーA氏は、ロールリバーサルのみを狙うスタイルを採用し、週に1回程度しかエントリーしない日もあると語ります。しかし、勝率は70%以上、月単位でプラスを継続しており、「トレードの質が大事。数ではなく、根拠に従ったトレードこそが正解」と述べています

このような考え方は、トレードをビジネスとしてとらえる上でも非常に有益です。

まとめ:エントリーしない日こそプロの証

ロールリバーサルを徹底して待つスタイルは、非常に合理的で勝ちやすいルール設定です。しかし、機会が少ないからこそ精神的な余裕やトレード以外の時間の過ごし方も重要になります。「今日はやることがなかった」が、むしろ正解となる日もあります。焦らず、淡々と、自分のルールを信じて従うことが長くトレードを続ける秘訣です。

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