相場には明確な流れがあり、「トレンド→休憩(調整)→トレンド再開」というサイクルがよく見られます。一見、理屈上はこの再開タイミングに乗れば大きく利益を出せそうですが、実際にやってみると難易度はかなり高いのが現実です。この記事では、なぜその“☆ポイント”を捉えるのが難しいのか、そしてその中で有効な戦略は何かを詳しく解説します。
理屈では簡単「休憩後のトレンド再開がベストタイミング」
チャートパターンやテクニカル分析の基本では、トレンド中の「押し目買い」や「戻り売り」が王道とされています。特に、明確な上昇トレンドが休憩(横ばい・小幅下落)を経て再び上昇を始めた瞬間に乗れれば、損小利大のトレードが期待できます。
たとえば移動平均線のゴールデンクロス、RSIが再び50を超えたタイミング、MACDのシグナルクロスなどがその目安となります。
しかし現実には「やるのは難しい」と感じる理由
理屈では「ここで入るべき」と分かっていても、実際にそのタイミングでエントリーするのは非常に難しいものです。その理由には以下のようなものがあります。
- 「ダマシ」だったらどうしようという心理的ブレーキ
- 休憩期間中に“方向感”を失い、不安が募る
- 過去に似た形で損をした経験がフラッシュバックする
つまり、知識よりも「心理面」で負けるケースが多いということです。
実例:トレンド再開に乗れなかった体験とその分析
ある投資家が上昇中のグロース株に注目していたものの、調整局面で「もしかしたら天井かも?」と判断しエントリーを見送り。その後、株価は再び上昇し、機会損失となったという実例があります。
このような「逃した魚は大きい」状態が続くと、自信を失い、次のチャンスでも躊躇しがちになります。
トレンド再開を見極める3つのチェックポイント
では、どうすれば再開タイミングを精度高く見極められるのか。以下の3つをチェックすることが有効です。
- ①出来高の増加:トレンド再開時は、参加者が戻るため出来高が増える傾向があります
- ②高値・安値の切り上げ:押し目が終わり、直近高値を超えたら再開の可能性大
- ③支持線・移動平均線からの反発:25日移動平均線などを支えに反発する動きが確認できればエントリー判断材料になります
これらの条件が複数そろったときに初めて、確率の高い「☆ポイント」として狙いに行くことができます。
メンタルを整えるために必要なこと
どれだけテクニカルを知っていても、最終的に「クリックできるかどうか」は自分の感情次第です。過去の失敗に引っ張られないためには、次のような思考整理が有効です。
- 過去は参考にするが、未来の判断を縛らせない
- エントリー判断は明文化したルールに従う
- 損切りは機械的に、利益は伸ばす習慣を持つ
また、リスクを取りすぎないポジションサイズで試すことで、恐怖心を減らすことができます。
まとめ:トレンド再開を狙うには「技術+心」が鍵
「トレンド→休憩→再開」の動きに乗ることは、理屈上ではシンプルですが、実行の難しさはその背景にある感情との戦いにあります。ただし、テクニカルな指標を複合的に活用し、判断をルール化することで、再現性のあるトレードが可能になります。
「言うは易し、行うは難し」ですが、経験と検証を積み重ねることで「再開タイミングを掴む力」は必ず養われます。次に現れる☆ポイントを見逃さないために、今から準備を整えておきましょう。

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