投資の勝ちパターンは“早すぎる損切り”と“遅すぎる利確”?その真意と実践法を徹底解説

外国為替、FX

投資において“利益を伸ばすこと”と“損失を最小限に抑えること”は常に対の関係です。中でも「ちょこちょこ早すぎる損切り」と「ほったらかし遅すぎる利確」という一見矛盾した戦略が、意外と理にかなっていると考えられることがあります。本記事では、その意味や背景、実践方法まで詳しく掘り下げます。

「早すぎる損切り」が有効な理由

損切りが遅れると、含み損がどんどん膨らみ、最悪の場合、資金が枯渇するリスクも。早めに損失を確定することは、防御の投資術とも言えます。

例えば、ある個人投資家が-3%で自動損切りを設定していたことで、2020年の急落相場でも大損を回避しました。逆に「戻るだろう」と放置していたポジションは、含み損が-30%以上になり、結局手放せなくなるという例もあります。

「遅すぎる利確」が意味するもの

多くの投資初心者がやってしまうのが、含み益が出るとすぐ利確してしまうこと。これは利益を小さく切ってしまうため、トータルで見ると「損小利小」になってしまいがちです。

一方で、優良銘柄や上昇トレンドが続いている場合は、利確を遅らせる=利益を伸ばすことが重要です。例えば、テンバガー(10倍株)を掴んでも、+20%で売ってしまっては意味がありません。実際、2020年の米国株でZoomやTeslaを長期保有していた投資家は、爆発的なリターンを得ました。

“損小利大”の理論的裏付け

トレーディングの世界では「勝率が低くても、利益幅が損失幅を上回っていればトータルで勝てる」という考えが根付いています。これを「損小利大の原則」と呼びます。

具体的には、勝率が40%でも、勝ちトレードの平均利益が損失の2倍以上であれば、収支はプラスになります。したがって、損失は小さく早く切り、利益はじっくり育てるというのは合理的な戦略なのです。

感情と戦略のバランスが鍵

損切りは「悔しさ」、利確は「安心感」を伴う行動です。つまり人間の本能とは逆の行動が求められるのが投資の難しさです。

このため、ルールを機械的に実行できるように、自動売買設定や損切りラインの明文化など「仕組み化」が有効です。特に初心者のうちは、自分の感情を信じすぎない仕組みが重要になります。

戦略を実行するためのテクニック

  • 逆指値注文を活用:早すぎる損切りを徹底するために、あらかじめ損切りラインを設定
  • トレーリングストップ:利益が伸びたときに自動的に利確ラインも上げていく手法
  • 分割売却:全部売るのではなく、段階的に利確することで精神的負担を軽減

こうしたテクニックは、冷静な判断を助けてくれる有効な武器となります。

まとめ

「ちょこちょこ早すぎる損切り」「ほったらかし遅すぎる利確」は、一見すると相反するようで、実は“損小利大”の原則を体現した戦略です。感情に流されず、ルールに基づいて動くための仕組みづくりが、長期的に勝ち残るための鍵となります。勝てる投資家を目指すなら、この矛盾のような真理を味方につけていきましょう。

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