SBI証券の特定口座でもS&P500は買える?NISAとの違いと活用方法を解説

資産運用、投資信託、NISA

「SBI証券の特定口座でもNISAと同じS&P500商品を買えるのか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。特定口座とNISA口座は税制や管理方法に違いがありますが、購入できる商品ラインナップには重複が多く、同じ投資信託を使い分けることが可能です。本記事では、S&P500インデックスに連動する商品を特定口座で購入する方法と、その活用ポイントをわかりやすく解説します。

SBI証券の特定口座とは?基本的な仕組みをおさらい

特定口座は、株式や投資信託の売買益・分配金に対して、証券会社が自動的に税計算と納税を行ってくれる仕組みです。「源泉徴収あり」を選べば確定申告も不要になるため、NISAの枠を使い切った後の運用に便利です。

NISAとの違いは、利益に対して約20%の税金がかかることですが、取引の自由度や積立金額には上限がないというメリットもあります。

S&P500連動型商品は特定口座でも買える

SBI証券では、NISA対象のS&P500連動型インデックスファンド(例:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やSBI・V・S&P500インデックス・ファンドなど)は、NISA口座だけでなく特定口座でも自由に購入できます。

NISAで購入できる=特定口座でも購入可能と考えて差し支えありません。購入手続きも同様で、購入時に「口座区分:特定口座」を選ぶだけです。

特定口座でS&P500を買うメリットとは?

最大のメリットは、NISAの年間投資枠を超えた投資が可能になる点です。たとえば、つみたて投資枠(年120万円)を使い切った後に、追加でS&P500へ投資したい場合、特定口座が活用できます。

また、売却時期を柔軟に選べるため、相場状況に応じた利益確定戦略も立てやすくなります。

具体例:NISAと特定口座を併用する投資戦略

例①:30代会社員
NISA口座では毎月5万円をeMAXIS Slim米国株式に積立。年120万円の上限を超えた分(ボーナスなど)は特定口座で同じファンドを追加購入。

例②:50代の資産形成後期層
NISA口座ではつみたて継続しつつ、特定口座ではタイミングを見て一括投資を実行。売却時の税負担は考慮するが、老後資金の取り崩し戦略に活用。

注意点:特定口座では利益に課税される

NISA口座は売却益・分配金が非課税ですが、特定口座では約20.315%の税金が自動で引かれます。長期的なリターンを考えると税引き後の収益率を意識する必要があります。

ただし、損益通算や繰越控除が可能なため、年間の取引損益を見ながら戦略的に運用することで、税負担を軽減する方法も存在します。

まとめ

SBI証券では、NISA口座と特定口座の両方でS&P500連動型インデックスファンドを購入することができます。NISA枠を使い切った後も、特定口座を活用することで、継続的かつ柔軟な米国株投資が可能です。

非課税枠の活用と課税口座のバランスを取りながら、目的に応じた長期投資プランを立てていきましょう。

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