証券会社で株式を保有していると、100株未満のいわゆる「端株(はかぶ)」が発生することがあります。特にSMBC日興証券では、単元株(通常100株)単位での取引が基本のため、端株はそのままでは売却が難しいというケースがあります。本記事では、100株未満の株式を売却する方法や注意点について詳しく解説します。
単元未満株(端株)とは?
端株とは、株式市場で通常取引される単元(100株)未満の株数を指します。たとえば、株式分割や配当の現物支給などにより、偶発的に1株や5株などの保有が発生する場合があります。
端株は通常の市場で売買ができないため、証券会社を通じて特別な方法で売却する必要があります。
SMBC日興証券での端株の売却方法
SMBC日興証券では、「端株買取サービス(単元未満株式買取請求)」を利用して、100株未満の株式を売却できます。この手続きはオンラインではなく、郵送や店舗窓口で行う必要があります。
必要な書類(買取請求書)を提出することで、証券会社が株式を発行会社に請求し、換金して口座に入金されます。詳しい手続きについては公式サイトをご参照ください。
SMBC日興証券以外の選択肢と移管
もしSMBC日興証券のサービスに不便を感じる場合、他の証券会社へ株式を移管(株式移管手続き)するという選択肢もあります。たとえば、SBI証券や楽天証券などでは、単元未満株でもネット上で売却できる場合があります。
移管には数営業日かかり、手数料が発生することもあるため、あらかじめ各社のルールを確認しておきましょう。
最悪の場合の対処法:口座解約と注意点
どうしても処分できない場合、「口座を解約してしまいたい」と考える方もいます。ただし、未処分の株式が残ったままでは口座の解約はできません。必ず売却や移管などで資産を整理してから手続きを行う必要があります。
また、口座を解約した場合でも、税務申告などに備えて年間取引報告書や譲渡損益明細の控えを保管しておくことをおすすめします。
端株の活用法と配当の受け取り
端株であっても、配当金は受け取ることができるため、長期保有で「塵も積もれば山となる」戦略を取る人もいます。また、株主優待制度を1株から対象としている企業も一部存在します。
たとえば、ある上場企業では1株保有でも優待カタログが送られるケースがあり、優待目的で端株を集める投資家も一定数存在しています。
まとめ:100株未満でも諦めずに対応を
100株未満の株式でも、売却・移管・保有継続など複数の選択肢があります。SMBC日興証券の「端株買取サービス」を利用することで現金化が可能ですし、ネット売却に対応した他社へ移すことも選択肢の一つです。
焦って解約せずに、まずは自身の投資目的や必要性に応じた対応を検討しましょう。

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