近年、金融機関でも導入が進んでいる次世代認証技術「FIDO」。SBI証券でもこのFIDOを利用できる環境が整備されていますが、具体的にどのような場面で使用されるのか、またスマホでの認証とどう違うのか、疑問に思う方も多いはずです。この記事ではFIDO認証の仕組みや、PC・スマホでの利用シーンについて解説します。
FIDO認証とは何か?
FIDO(Fast IDentity Online)は、IDとパスワードに依存しない生体認証やセキュリティキーによる次世代の認証技術です。
FIDO認証を導入することで、フィッシングやなりすましなどのリスクを低減できる点から、金融業界でも導入が進んでいます。パスワードの代わりに指紋や顔認証などを使用するため、よりセキュアなログインが可能となります。
SBI証券におけるFIDOの利用タイミング
FIDO認証は主にスマートフォンでの生体認証ログインに利用されます。SBI証券ではスマホアプリや一部ブラウザ環境において、FIDO規格に対応した端末での生体認証によるログインが可能です。
つまり、PCで取引をしている場合は通常のパスワード認証が主であり、FIDO認証が使われることは基本的にありません。
スマホブラウザで求められる「電話番号認証」とは?
スマートフォンのブラウザ経由でSBI証券にアクセスした際、電話番号(SMS)認証を求められる場合があります。これはFIDO認証とは異なる認証プロセスで、ログイン元の端末が普段使用していないものであると判断されたときなどに、本人確認のため実施されます。
この電話番号認証は、FIDO認証を使わない環境における代替のセキュリティ対策として位置づけられています。
FIDOとSMS認証の主な違い
認証方式 | FIDO認証 | SMS認証 |
---|---|---|
利用タイミング | スマホアプリやFIDO対応ブラウザ | 普段と異なる端末やIPからのアクセス時 |
本人確認方法 | 指紋・顔認証など | 携帯番号へ送信される認証コード |
セキュリティレベル | 高 | 中 |
このように、FIDOとSMS認証はそれぞれ異なる仕組みで本人確認を行っています。
FIDO認証を有効にするには?
FIDO認証を利用するためには、SBI証券のスマホアプリでFIDO認証の設定を行う必要があります。スマートフォンの生体認証機能が有効になっていることが前提です。
アプリの「設定」→「認証設定」からFIDO認証を有効にすると、以後はアプリログイン時に指紋や顔認証でのログインが可能になります。
まとめ:FIDO認証はスマホ中心、PCでは基本不要
FIDO認証はSBI証券においてスマートフォンでのログイン時に利用される高セキュリティな認証方式であり、PCのみの利用では基本的に使用することはありません。
一方、スマホのブラウザ経由でアクセスする場合、FIDO認証が使えない環境ではSMSによる電話番号認証が求められるケースがあります。FIDOを活用したい場合は、専用アプリの導入と設定が必要です。
セキュリティを重視するならFIDO対応の設定をぜひ検討してみてください。

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