丸紅株(8002)が含み益33%に到達したときの売却判断と戦略

株式

投資初心者にとって、配当狙いで購入した株が想定以上に値上がりしたとき「売るべきか持ち続けるべきか」は悩ましい問題です。今回は、総合商社・丸紅(8002)のように配当狙いで買った株が急騰した場合にどのように判断すればよいか、リスクとリターンの両面から解説します。

丸紅(8002)とはどんな企業か?

丸紅は五大商社の一角で、エネルギー、食料、金属、インフラなど多岐に渡る事業を展開しています。近年は資源高や円安、世界経済の回復により業績を拡大。2024年度も高水準の業績見通しと増配予想が発表されています。

株主還元に積極的で、配当利回りも3%台後半~4%台と高水準を維持しており、長期保有を検討する投資家も多い銘柄です。

利益確定するか、持ち続けるかの判断基準

33%の含み益は非常に魅力的ですが、「利確すべきかどうか」は目的によって変わります。以下のような基準で判断するとよいでしょう。

  • キャピタルゲイン狙い → 一部売却も視野に。
  • 配当目的の長期保有 → 値上がりを気にしすぎず保有継続もあり。
  • 再エントリーが難しいと感じている →半分売却などでバランスを取る。

特に商社株は業績が景気に左右されやすいため、定期的に業績・配当・市況を確認することが重要です。

「入り直せない」恐怖の心理とどう向き合うか

多くの投資家が、「ここで売ったらもう買い戻せないかも」という心理に悩まされます。しかし、これは「FOMO(取り残される恐怖)」と呼ばれる心理バイアスです。

仮に一度全売却してしまっても、相場が下がったときに分割購入するチャンスは訪れます。あるいは、高値更新が続く場合でも、他の割安・高配当銘柄に乗り換える選択肢もあります。

利益確定の一部売却戦略という選択肢

丸紅のような大型株は急激な乱高下が少ないため、「一部売却+一部保有」戦略も有効です。例えば、保有株の半分を売却して利益を確定し、残りは高配当のまま保有し続けることで、リスクとリターンの両方を狙えます。

この戦略なら、心理的に「すべて売るか否か」という極端な決断を避けられ、精神的にも安定しやすくなります。

他の投資家の声や実例

ネット上でも「丸紅を売って後悔した」「下がったところで再エントリーできた」など、さまざまな声があります。例えば、配当目当てで買っていた投資家の中には、50%上昇後に半分売却し、売却益で高配当ETFにシフトしたというケースも見られました。

投資は感情との戦いですが、他人の事例を参考にすることで、自分の基準や目的を再確認できます。

まとめ:目的と戦略に応じた「利確」のバランスが鍵

丸紅の株を売るべきか、持ち続けるべきか——その答えは、あなたの投資目的とリスク許容度によって異なります。

  • キャピタルゲイン狙いなら利確も視野に
  • 配当狙いなら焦らず長期保有
  • 迷ったら「一部売却」でバランスを

大切なのは、ルールを持ち、相場に振り回されずに「納得のいく判断」ができることです。投資は利益だけでなく、学びと成長の連続でもあります。

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