これから積立NISAを始めようとしている方、あるいはすでに始めている方にとって、「NISA口座ではなく特定口座や一般口座で積み立てていた」という失敗は意外とよくあることです。この記事では、なぜそうなるのか、どこを確認すればよいのか、今後どう対応すれば良いのかをわかりやすく解説します。
積立NISAとは？課税されないメリットの基本
積立NISAとは、国が設けた制度で、一定の条件の下で年間最大120万円（新NISAの成長投資枠含む）までの投資に対して、運用益や配当に税金がかからない制度です。
特定口座や一般口座で運用すると、利益に対して約20％の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税のため、長期運用では大きな差が生まれます。
なぜ特定・一般口座で積立されてしまうのか？
多くの場合、SBI証券などで口座開設をした後、積立設定時にNISA口座を選択せずにそのまま進めてしまうことが原因です。
また、NISA口座の開設手続きが未完了である場合、自動的に特定口座などで積立が開始されることもあります。特にNISAの申し込みと積立設定を別のタイミングで行った方は要注意です。
自分の積立がNISAかどうか確認する方法
SBI証券の場合、マイページの「口座管理」→「NISA・つみたてNISA」タブから、自分の積立がNISA枠で行われているかを確認できます。
銘柄別の積立設定画面で「非課税口座：NISA」などの表記があるかも要チェックです。
特定・一般口座で購入した場合の対応方法
すでに特定口座などで購入してしまった場合でも、NISA口座に移すことはできません。すでに買った分はそのまま特定口座で運用されます。
しかし、今後の積立分をNISAに切り替えることは可能です。SBI証券の「積立設定の変更」から口座区分をNISAに設定しましょう。
今後、NISA枠で積立をするための設定手順
今後NISA口座で積立を行うには、以下の手順を確認してください。
- SBI証券のNISA口座開設が完了しているか確認
- マイページから積立設定の変更を選択
- 積立するファンドを選び、「口座区分：NISA」を選択
- 設定内容を保存・完了
この操作を行えば、次回からの積立は非課税枠で実行されます。
初心者にありがちなつまずきポイントとその対策
積立NISAは簡単そうに見えて、設定ミスが起こりやすい制度でもあります。初心者がつまずくポイントとしては、
- 証券口座とNISA口座を混同してしまう
- 積立開始前にNISAの設定が完了していない
- 設定変更をしたつもりで保存できていない
こういったミスを防ぐためには、積立設定後に「口座区分」を必ず確認する習慣をつけましょう。
まとめ
積立NISAでの投資は、長期的な資産形成にとても有利な制度ですが、設定ミスで課税口座になってしまうと本来の恩恵を受けられなくなります。自分の積立がNISA枠かどうかを定期的に確認し、もし特定口座などで積立されていた場合は早めに設定変更を行いましょう。
制度や証券会社の操作に慣れるまでは不安も多いですが、少しずつ知識を増やして、自分に合った資産運用を進めていきましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント