IPO投資の当選率はどれくらい?落選が続く理由と当選確率を高める工夫

株式

IPO(新規公開株)投資は、比較的低リスクで初値売却益が期待できる魅力的な手法です。しかし、人気が高い分「なかなか当たらない」と感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、IPOの当選率の実情や当選確率を上げる方法、そして落選が続いたときの考え方について詳しく解説します。

IPO投資の当選率は実際どのくらい?

IPO投資の当選率は、銘柄や証券会社の取り扱い数、応募者数に大きく左右されます。一般的に人気のあるIPOでは、当選倍率が数百倍以上になることもあります。

個人投資家の実感値としては、数十回〜100回申し込んで1回当たるかどうか、という声も珍しくありません。特に主幹事証券以外での申し込みでは、当選はさらに厳しくなります。

なぜこんなに当たらないのか?

IPO株は「完全抽選」または「優遇抽選(資金量や取引実績による)」の形式で配分されます。中でも、大手証券会社では資金力のある上位顧客や機関投資家に多く割り当てられ、完全抽選分はわずか数%程度しかありません。

また、ネット証券では抽選の公平性が高い反面、申込者数が多すぎて結果的に狭き門となっています。特にSBI証券や楽天証券などは人気が集中しがちです。

IPOの当選確率を高める方法

  • 複数の証券会社に口座を開設し、すべてから申し込む
  • 主幹事証券を中心に申し込む(割当株数が多いため)
  • SBI証券のIPOチャレンジポイントを活用する
  • 資金力を高めて多口座に分配申し込みする(楽天証券などでは口数で抽選)

実際に、20社以上の証券口座を活用して毎回すべて申し込むことで、年間1〜3件程度の当選を得ている投資家もいます。

落選が続くときの心構え

IPO投資は「宝くじ感覚」で考えるのが現実的です。たとえ数ヶ月連続で申し込んでも落選するのはよくあることで、精神的に消耗する必要はありません。

一方で、資金を遊ばせたくない場合は、IPO待機資金で高金利の定期預金やMMF(マネー・マーケット・ファンド)に一時的に預けておくのも一つの手です。

実例:年間申込数と当選数の傾向

ある個人投資家の例では、2023年に80回以上IPO申込を行い、当選したのはわずか2件。主幹事中心に申込を集中させたことが奏功したとのことです。

また別の事例では、5年間で300回以上の応募の末、当選はわずか3回という結果も。焦らず、継続こそが鍵といえます。

まとめ:IPO投資は「続ける者勝ち」

IPOの当選率は非常に低く、短期的に結果が出るとは限りません。しかし、当たりにくいことを理解した上で、戦略的に申し込み続けることでチャンスは訪れます。

当選を引き寄せるには、コツコツと応募を続ける忍耐力と、証券会社ごとのルールを理解した賢い立ち回りが必要です。運を味方につけるためにも、地道な努力を積み重ねていきましょう。

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