資産のインフレヘッジや安全資産として注目される「金(ゴールド)」。近年は長期的な資産形成の一環として、金投資に関心を持つ人が増えています。この記事では、松井証券での金の長期投資の可否や方法、他の金融機関との違いなどを詳しく解説していきます。
松井証券で金(ゴールド)投資はできるのか?
結論から言うと、2025年現在、松井証券では「金そのもの」への直接投資(現物取引・積立)は対応していません。金ETF(上場投資信託)や金価格に連動した投資信託、または金鉱株などを通じて間接的な投資は可能です。
例えば、松井証券では「SPDRゴールド・シェア(GLD)」などの海外ETFを取り扱っており、これは金の価格に連動して動くETFとして知られています。
金に連動する商品を使って投資する方法
松井証券で金に関連した投資をする場合、以下のような選択肢があります。
- 国内ETF:NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328)など。
- 海外ETF:SPDRゴールド・シェア(GLD)など。
- 投資信託:日興アセット「ゴールド・ファンド」など、金先物やETFを組み込んだ投信。
- 金鉱株関連銘柄:ニューモント、バリック・ゴールドなどの米国株も取引可能。
これらの商品を長期保有することで、間接的に金への長期投資が可能となります。
松井証券の金投資のメリット・デメリット
メリット:取扱商品が多様で、初心者にもわかりやすい画面設計。NISA口座を活用して非課税で金関連ETFへ投資することも可能です。
デメリット:現物の金を買って自宅保管したり、積立購入できる「純金積立」には対応していない点は、田中貴金属や楽天証券などと比較した際の弱点です。
純金積立をしたい場合の代替手段
もし「毎月少額で金を積立てていきたい」という目的であれば、純金積立に対応した以下のようなサービスが向いています。
- 楽天証券「純金積立」
- SBI証券「純金・プラチナ積立」
- 田中貴金属「G&Pプランナー」
これらは1,000円〜の少額からでもコツコツ積立可能で、長期保有に向いています。
金投資を始める前に知っておきたいリスクと注意点
金は元本保証のない投資商品であり、価格の変動や為替レートの影響(海外ETF利用時)を受けるため、分散投資や長期的視点が大切です。
また、金は利息や配当を生まないため、資産を増やすより「守る」意味合いが強い投資先です。他の資産と組み合わせてバランスをとる戦略が有効です。
まとめ:松井証券を活用した金投資の現実的なアプローチ
松井証券では直接的な純金投資には対応していませんが、金に連動するETFや投資信託を使うことで長期投資が可能です。初心者でも始めやすい商品が揃っており、NISAとの組み合わせも魅力的です。
一方で、毎月一定額で純金積立を行いたい方は、他の証券会社や貴金属業者の利用も選択肢に入れて検討してみましょう。目的に合った投資スタイルで、安全資産としての金をうまく活用してください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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