投資信託やETFを選ぶ際に、リスクやリターンをどうバランスよく考えるかが大切です。特に、オルカン(オールカントリー)に8割を投資し、残り2割で他のインデックスを組み合わせる場合、それぞれのインデックスのリスク特性を理解しておくことが重要です。今回は、ナスダック100、ファングプラス、S&Pトップ10を組み合わせた場合のリスクやおすすめの組み合わせについて詳しく解説します。
1. ナスダック100とは?
ナスダック100は、アメリカのNASDAQ市場に上場している100社の企業から成る株価指数で、特にテクノロジー関連の企業が多く組み入れられています。代表的な企業としては、Apple、Amazon、Googleなどが含まれており、高い成長性が期待される一方で、値動きが激しく、リスクが高いという特徴があります。
そのため、ナスダック100は非常にリスクが高いインデックスとされ、ポートフォリオに加える際にはそのボラティリティを考慮する必要があります。
2. ファングプラス(FAANG+)とは?
ファングプラスは、Facebook(現Meta)、Amazon、Apple、Netflix、Google(現Alphabet)に加え、Microsoftなどの企業を含むインデックスです。テクノロジー業界のリーダーたちが多く組み入れられており、その成長性が高く評価されています。
ファングプラスもナスダック100同様、テクノロジー株が中心であり、特にこのセクターが景気や市場の影響を受けやすいことから、高いリスクを伴います。高リターンが期待できる反面、景気の影響を強く受けるため、リスクを取る投資家向けです。
3. S&Pトップ10とは?
S&Pトップ10は、S&P500の中から時価総額の大きい上位10社を選んだインデックスで、主にテクノロジーと消費財関連の企業が組み入れられています。ファングプラスとナスダック100と比べると、若干リスクが低く安定性を持ちながらも、依然としてテクノロジー企業中心の構成となっています。
そのため、ナスダック100やファングプラスよりはリスクが少なく、バランスの取れた投資対象と言えますが、やはりテクノロジー依存のため、急激な市場の変動に影響を受けやすいという特徴があります。
4. それぞれのインデックスのリスク比較
それぞれのインデックスのリスクを比較すると、ナスダック100が最もリスクが高く、次にファングプラス、最後にS&Pトップ10が続きます。ナスダック100は、テクノロジー企業の影響を強く受けるため、その成長性には高いリスクが伴います。一方、S&Pトップ10は、成長性は高いものの、やや安定性があるためリスクは比較的低いです。
リスクの順番としては以下のようになります。
- 1位:ナスダック100(リスク高い)
- 2位:ファングプラス(リスク中程度)
- 3位:S&Pトップ10(リスク低い)
5. どの組み合わせが最適か?
オルカン(オールカントリー)8割に合わせて、残り2割でこれら3つのインデックスを組み合わせる場合、リスク分散を考慮した選択が大切です。もし、リスクを取って高いリターンを狙うのであれば、ナスダック100やファングプラスを選ぶのも一つの手です。ただし、その分、ポートフォリオ全体のボラティリティが高くなります。
一方、安定性を重視しながらも成長を狙いたいのであれば、S&Pトップ10を選択するのが賢明です。この場合、リスクをある程度抑えつつ、堅実な成長を目指すことができます。
6. まとめ
ナスダック100、ファングプラス、S&Pトップ10は、それぞれリスクの大きさや成長性に違いがあります。オルカンと組み合わせて投資する場合、リスクの高いインデックスを選べばリターンも大きくなりますが、その分ボラティリティが高くなります。自分のリスク許容度を考慮しながら、どのインデックスを選ぶかを慎重に決定することが重要です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント