NISA利用者が選ぶべき銀行は?楽天銀行とゆうちょ銀行を比較してわかる最適な選択肢

資産運用、投資信託、NISA

NISAを始める際、資金の置き場所や引き落とし方法は意外と重要なポイントです。特に「楽天証券で運用したい」と考える人にとっては、楽天銀行とゆうちょ銀行、どちらに普通預金を置くべきか、選択に迷う場面も多いでしょう。本記事では、楽天ポイントの付与、金利、使い勝手の面から両者を比較し、最適な選択を見つけていきます。

楽天証券と楽天銀行を連携する「マネーブリッジ」の強み

楽天銀行と楽天証券を連携すると、「マネーブリッジ」という仕組みが使えます。これにより普通預金の金利が0.10%(税引前)に引き上がるため、ゆうちょ銀行の金利(0.001%程度)と比べて約100倍の差が生じます。

たとえば100万円を普通預金に置いた場合、1年間で得られる利息は楽天銀行では約800円(税引後)ですが、ゆうちょ銀行ではわずか8円程度です。

楽天カード×楽天証券の積立でポイント還元

楽天証券では、楽天カードを利用して投資信託を積み立てると、月最大50,000円分まで1%分の楽天ポイントが付与されます(2025年時点では一部改定あり)。

ゆうちょ銀行を楽天カードの引き落とし先に設定してもこの特典は受けられますが、楽天銀行に預けておけば、さらに楽天ポイントの利用や管理が一元化できる利便性があります。

日常の使い勝手と自動入出金の便利さ

楽天銀行と楽天証券の口座間では「自動入出金(スイープ機能)」が使えるため、投資信託の購入に合わせて自動で資金が移動します。これは時間のない人にとって非常に便利な機能です。

一方でゆうちょ銀行を使う場合、都度の資金移動や引き落としにタイムラグが生じやすく、管理の手間が増える傾向があります。

楽天ポイント経済圏の活用メリット

楽天銀行に資金を集約しておくことで、楽天市場や楽天ペイなどとの連携がしやすくなり、楽天ポイントをより効率よく獲得・消費することができます。

たとえば楽天証券でポイント投資をすることで、通常の買付に加えて保有ポイントを投資に活用できるという選択肢も広がります。

それでもゆうちょ銀行を選ぶメリットとは?

全国どこでもATM利用がしやすく、現金の出し入れや通帳管理に慣れている方には、ゆうちょ銀行の利便性も無視できません。特に高齢の家族と資金を共有する場合や、地方在住者には実店舗の安心感があります。

また、楽天カード引き落としの口座としても使えるため、「今すぐ楽天銀行に移行できないけれど、NISAを始めたい」という人には当面の選択肢になります。

まとめ:ポイント還元と金利面での優位性は楽天銀行にあり

総合的に見ると、楽天証券を利用してNISAを始める場合は、楽天銀行を普通預金口座に選ぶことで、金利・ポイント・利便性すべてにおいて有利です。

もちろん、ゆうちょ銀行も悪い選択ではありませんが、楽天ポイントの最大化と自動化によるストレス軽減を考えるなら、楽天銀行への移行を前向きに検討する価値は十分にあるでしょう。

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