SBI証券アプリでFIDO認証がうまく動作しないときの原因と対処法まとめ

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近年、SBI証券ではセキュリティ向上の一環としてFIDO(Fast Identity Online)認証が導入されています。しかし「設定したのにパスコード入力画面が出ない」「QRコードの画面が表示されてしまう」など、FIDO認証が正しく機能しないという報告もあります。この記事では、同様のトラブルに直面した方向けに、原因と具体的な対処法を詳しく解説します。

FIDO認証とは?SBI証券での仕組みを確認

FIDO認証とは、パスワードを使わずにスマートフォンの生体認証やパスコードで本人確認を行う仕組みです。SBI証券では、スマート認証NEOを使ったアプリ連携により、ログイン時のセキュリティを強化しています。

基本的な仕組みは、「本人認証済みの端末」でアプリにログインすることで、パスコードまたは生体認証の画面が表示されるという流れです。ところが、設定後もうまくその画面が表示されない場合にはいくつかの原因が考えられます。

パスコード入力画面が表示されずQRコード画面になる理由

本来パスコード認証が表示されるはずの場面で、なぜかQRコード読み取り画面になる──これは「同一端末でのログイン状態の認識に失敗している」ことが原因の場合が多いです。

FIDO認証は、端末の識別情報とアプリ内設定が完全に一致していない場合、セキュリティ上の理由から別端末と判断され、QRコード認証を求める仕様になっています。これはSIMカードの変更やOSアップデート、アプリの再インストールでも発生することがあります。

実例:FIDO設定済みなのにQRコードが表示されたケース

例:iPhoneでSBI証券のスマート認証NEOを設定。設定直後は問題なかったが、iOSのアップデート後にログインしようとしたところ、QRコード画面が表示され、FIDOのパスコード入力が出てこなくなった。

このケースでは、設定端末の再認証を行うことで解決しました。アプリを一度アンインストールし、再インストールしてから認証手続きをやり直すことで、FIDOが正常に機能するようになったという報告があります。

よくある原因とその対処方法

  • 端末の再起動後に不具合が出た場合:端末の認証情報が一時的にリセットされている可能性があります。スマート認証NEOの設定をやり直してください。
  • アプリを一度でも削除した:再インストール後はFIDO設定も再登録が必要です。設定していないと“他端末”扱いとなり、QRコード認証になります。
  • SIM変更・OSアップデート後:これも端末識別情報が変化するため、FIDO認証は初期化されます。再設定が必要です。

問い合わせが機能しない場合の対処策

問い合わせフォームでの回答が的を射ていなかったり、電話が繋がらないというケースは近年増えています。そのような場合には、以下の対処が考えられます。

  • SBI証券アプリ内の「よくある質問」を活用:具体的な操作手順や再設定方法が掲載されています。
  • スマート認証NEOの公式マニュアル:SBI証券のサポートページ(https://faq.sbisec.co.jp/)では、FIDOやQRコード認証に関する手順がPDF付きで詳しく説明されています。
  • X(旧Twitter)や投資家コミュニティでの情報収集:同様のトラブルを経験したユーザーからの投稿が見つかることもあります。

まとめ:FIDO認証エラー時は冷静に再設定を

SBI証券のFIDO認証がうまく動作しない場合、多くは「端末識別の不一致」が原因です。QRコード認証画面が出るのは、FIDOが設定されていないとみなされた証拠。
アプリの再インストールやスマート認証NEOの再設定を試し、それでも解決しなければ公式サポートまたはFAQで最新情報を確認しましょう。
セキュリティが強化される一方で、使い勝手にはまだ改善の余地もあります。正しい対処法を知り、安心して利用できる環境を整えていきましょう。

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