月5万円の配当を得るにはいくら投資すべき?利回り別にシミュレーションで解説

資産運用、投資信託、NISA

株式投資や高配当株による資産形成を目指す方にとって、「月5万円の配当収入」は一つの大きな目標です。では実際に、どの程度の投資額があればこの目標を達成できるのでしょうか?この記事では、想定利回り別に必要な投資額をシミュレーションしながら、無理のない設計方法についてわかりやすく解説します。

まずは前提を知ろう:配当利回りとは?

配当利回りとは、投資した金額に対して1年間に得られる配当金の割合を示す数値です。たとえば、株価1000円の株が年間50円の配当を出せば、利回りは5%になります。

高配当株として扱われるのは概ね3%〜5%程度の銘柄が多く、利回りが高いほど同じ収入を得るための投資額は少なくなります。

月5万円=年間60万円の配当が必要

月5万円の配当を目指す場合、年間で60万円(5万円×12ヶ月)の配当が必要になります。この60万円を利回り別にシミュレーションすると、以下のようになります。

想定利回り 必要投資額(概算)
3% 約2000万円
4% 約1500万円
5% 約1200万円

たとえば利回り4%の銘柄に1500万円を投資すれば、年間60万円(月5万円)の配当が期待できる計算になります。

注意点:利回りは常に変動する

利回りはあくまで「現在の株価と配当金」の比率であり、株価が上がったり配当が減配されると利回りも変動します。過去に高配当だった銘柄が減配するケースも少なくありません。

そのため、「利回りだけで判断せず、財務状況や配当方針を見極めること」が重要です。

分散投資でリスクを抑える

配当収入を安定的に得るためには、1つの銘柄に集中するのではなく、複数の業種・企業に分散投資することが有効です。例えば、通信、インフラ、製薬、不動産リートなど、異なる業種に分散することで、特定企業の減配リスクをカバーできます。

ETF(上場投資信託)を活用するのも一つの方法で、NEXT FUNDS日経高配当株50 ETF(1489)などが代表的です。

毎月分配型は注意が必要

「毎月配当がある投資信託」に魅力を感じる方も多いですが、実際は元本を取り崩して分配しているケースもあるため、実質的な利回りが低下することもあります。長期的な資産形成を目指すなら、分配金の仕組みも確認しましょう。

まとめ|目標に向けた戦略的な配当設計を

月5万円の配当を得るには、利回り3%なら約2000万円、5%なら約1200万円の投資が必要です。配当利回りは変動するため、複数銘柄への分散投資やETFの活用、長期目線での運用が大切になります。

無理なくコツコツと積立て、将来の配当生活に向けた土台を築いていきましょう。

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