【2025年版】NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いとは?初心者向けにわかりやすく解説

資産運用、投資信託、NISA

2024年から新NISA制度がスタートし、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠組みが導入されました。この記事では、税制優遇の基本をおさらいしながら、この2つの投資枠の違いと活用法を初心者にもわかりやすく説明します。

NISAの税制メリットとは

NISA(少額投資非課税制度)は、年間投資枠の中で得られた株式や投資信託の売却益・配当金が非課税になる制度です。

通常は約20%の税金がかかるところ、NISA口座ではこの税金が一切かからないのが大きなメリットです。損益通算や繰越控除は使えない点には注意が必要です。

つみたて投資枠とは?

「つみたて投資枠」は、長期・積立・分散投資に適した制度です。国が厳選した投資信託(主にインデックスファンド)が対象で、毎月一定額を自動的に積み立てる方式が基本となります。

たとえば、楽天証券やSBI証券では月1万円などを毎月の給料日後に自動引き落としで投資できます。クレジットカード積立やポイント還元制度もあるため、初心者にとっては手軽で始めやすい投資方法です。

成長投資枠とは?

「成長投資枠」は、より自由度の高い投資ができる枠です。対象は上場株式、ETF、REIT、特定の投資信託などで、タイミングを見て自由に買付・売却ができます。

つまり、一般的な株式売買とほぼ同じ感覚で取引できます。たとえば、トヨタ株や米国ETF(S&P500連動型など)を一括購入するようなスタイルがこれに該当します。

2つの枠をどう使い分ける?

年間投資枠は以下のように決まっています。

  • つみたて投資枠:年間120万円
  • 成長投資枠:年間240万円

合計360万円まで非課税で投資ができ、さらに生涯投資枠は1,800万円まで利用可能です。基本的には長期でコツコツ運用したい資金は「つみたて投資枠」、チャンスを狙いたい資金は「成長投資枠」で使い分けると良いでしょう。

実際の投資例でイメージしよう

たとえば会社員のAさんが、以下のように投資しているとします。

  • つみたて投資枠:eMAXIS Slim全世界株式に毎月1万円の積立
  • 成長投資枠:好決算発表後にトヨタ株を100株一括購入

このように2つの枠を併用することで、安定性と機動性をバランス良く取り入れた運用が可能になります。

まとめ:新NISAは戦略的に使うのがカギ

・つみたて投資枠は長期投資向けで自動積立、初心者に最適
・成長投資枠は自由な株売買に対応し経験者向け
・年間360万円、最大1,800万円まで非課税の大きなチャンス
・自分のライフプランと投資スタイルに合わせて賢く活用を

新NISAを最大限に活用することで、将来の資産形成に大きな差が出ます。まずは少額からでもスタートして、制度に慣れることから始めてみましょう。

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