スイングトレードは、数日から数週間の中期的な値動きを狙って売買を行う手法です。特にテクニカル分析を活用したスイングトレードは、トレンドやチャートパターンに基づいてエントリーとイグジットのタイミングを見極めるのが鍵となります。この記事では、実際に成功しているスイングトレーダーの売買例を紹介しながら、テクニカル重視のエントリー判断や利確・損切りポイントの考え方を詳しく解説します。
スイングトレードとは?基本をおさらい
スイングトレードとは、1日以内に売買を完結させるデイトレードと、数年単位の長期投資の中間に位置するトレードスタイルです。一般的には、3日~2週間程度の期間を想定し、トレンドの「波(スイング)」を狙って利益を出します。
この手法は、仕事をしながらでもチャート分析に時間を割ける人や、短期的な値動きに対して柔軟に対応できる人に向いています。
実例紹介①:ローソク足と移動平均線で判断した買いエントリー
2024年6月上旬、個別銘柄「○○テック(証券コード:XXXX)」が20日移動平均線を明確に上抜けたことで、上昇トレンドの初動と判断。週足では過去にも同様のブレイクアウトで大きな上昇が確認できたため、6月5日に1,120円で買いエントリー。
その後、6月14日に1,310円に到達。+16.9%の含み益を得て、6月17日に1,300円で利確。エグジット判断の根拠は、前回高値ラインへの到達+ボリンジャーバンドの+2σタッチでした。
実例紹介②:逆張り空売り戦略での利食い成功
6月中旬、「△△建設(証券コード:YYYY)」が急騰後、日足のRSIが85を超えて過熱感が出てきたため、6月18日に2,680円で空売り。翌日以降、下落に転じ、25日移動平均線付近の2,470円で買い戻して利確(+210円/株)。
このトレードでは、出来高の急増と終値の陰線を根拠に反転タイミングと判断しました。相場が短期的に行き過ぎた場合の調整を狙う典型的な逆張りパターンです。
スイングトレードのエントリー判断:テクニカル指標の活用
成功するスイングトレードには、複数のテクニカル指標の組み合わせが有効です。以下のような指標は特に重宝されます。
- 移動平均線(MA):5日線と25日線のゴールデンクロス/デッドクロス
- MACD:ヒストグラムの反転やシグナルクロス
- RSI:買われすぎ/売られすぎの判断(70以上で過熱感、30以下で売られすぎ)
- ボリンジャーバンド:±2σタッチでの反発またはブレイク
これらの指標を単独で使うのではなく、組み合わせて総合的に判断することが重要です。
損切りと利確ルール:感情を排除した判断基準
スイングトレードでは、「どこで利益を確定するか」「どこで損失を最小限に止めるか」が非常に重要です。一般的なルールとしては、
- 利確ライン:直近高値、またはエントリー価格から+10%前後
- 損切りライン:エントリー価格から-5%~7%で逆指値を設定
「利小損大」にならないように、必ず事前にリスクリワード比(目標利益と許容損失の比率)を明確にしておきましょう。
テクニカル重視トレーダーのマインドセット
テクニカル分析を重視するトレーダーは、感情ではなく「数字」と「パターン」に基づいて判断します。特に注目すべきは、チャートパターンの信頼度を検証し、再現性のある戦略に落とし込む姿勢です。
また、ポジションを取らない「見送り」も立派な戦略であるという考えを持ち、無理なトレードを避ける冷静さも必要です。
まとめ:再現性と一貫性がスイングトレード成功の鍵
スイングトレードで成果を出すには、「自分に合ったルールを持ち、それを守り続けること」が最大のポイントです。テクニカル指標を駆使した緻密な分析、損切りの徹底、そしてトレード記録による振り返り。この3点を実行することで、経験が結果として積み上がっていきます。
まずは小額からでも、自分なりの検証を積み重ねることが、スイングトレード成功への第一歩となるでしょう。

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