SBI証券でNISA口座を利用している際、保有金額があるにもかかわらず出金可能額が0円と表示され、出金手続きができないという状況に直面することがあります。これは一見すると混乱を招くかもしれませんが、いくつかの要因が考えられます。本記事では、その主な原因と対処法について解説します。
受渡日までの資金拘束
株式や投資信託を売却した場合、売却代金は即座に出金可能となるわけではありません。通常、約定日から2営業日後の「受渡日」に売却代金が口座に反映され、出金可能となります。したがって、売却直後に出金しようとしても、出金可能額が0円と表示されるのはこのためです。
例えば、月曜日に株式を売却した場合、受渡日は水曜日となり、水曜日以降に出金可能額として反映されます。
買付代金としての資金拘束
新たに株式や投資信託の買付注文を出した場合、その買付代金が口座から拘束され、出金可能額から差し引かれます。約定前であっても、注文を出した時点で資金が拘束されるため、出金可能額が減少することがあります。
このような場合、注文を取り消すことで拘束されていた資金が解放され、出金可能額が増加します。
SBIハイブリッド預金との連携による影響
SBI証券と住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」を連携させている場合、資金が自動的に振替えられる仕組みがあります。この連携により、証券口座の残高が減少し、出金可能額が0円と表示されることがあります。
この場合、住信SBIネット銀行の口座から直接出金することで、資金を引き出すことが可能です。
出金先金融機関口座の登録状況
出金先として登録されている金融機関口座に問題がある場合、出金手続きができないことがあります。例えば、口座番号の誤りや、金融機関の統廃合に伴う情報の更新がされていない場合などです。
このような場合、SBI証券の「口座管理」メニューから出金先金融機関口座の情報を確認し、必要に応じて修正手続きを行ってください。
まとめ
SBI証券で出金可能額が0円と表示される主な原因は、受渡日前の資金拘束、買付代金としての資金拘束、SBIハイブリッド預金との連携による資金移動、出金先金融機関口座の登録状況などが考えられます。これらの要因を確認し、適切な対処を行うことで、スムーズに出金手続きを進めることができます。

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