個別株を検討している際に、「チャートが全然動いていない」「出来高が極端に少ない」と感じることはありませんか?特にフジックス(証券コード:3600)のような比較的知名度が高くない銘柄では、こうした現象に直面することがあります。今回は、チャートが動かない理由として考えられる出来高や上場状況、投資のリスク判断の仕方についてわかりやすく解説します。
チャートが動かない=取引が行われていない可能性
株価チャートが一定期間「動かない」ように見える理由のひとつは、出来高が極端に少ない(もしくはゼロ)状態にあるためです。出来高とは、一定期間内に成立した売買の数を示します。
たとえばフジックスのような小型株・非注目株では、投資家間の売買が成立しにくく、数日〜数週間単位で出来高ゼロの日が続くことも珍しくありません。その場合、チャートは前回の終値のまま横ばいに見えます。
出来高が少ないときの注意点
出来高が少ない銘柄は、売買が成立しにくく、流動性に課題があります。たとえば「買いたいと思っても売ってくれる人がいない」「売りたいと思っても買い手がいない」といった状況が起こりやすく、スプレッド(売値と買値の差)も広がりやすいのが特徴です。
また、出来高の少ない銘柄は大口の投資家が価格を動かしやすいため、価格が急騰・急落しやすいというリスクもあります。中長期投資を前提にするか、売買タイミングを慎重に選ぶ必要があります。
上場廃止の可能性は?
「チャートが動かない=上場廃止?」と心配になるかもしれませんが、上場廃止が実際に行われた場合は、YahooファイナンスやSBI証券など主要な情報源に必ず明記されます。
フジックス(3600)は2024年時点で東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、特段の上場廃止予定情報は報告されていません。取引が成立していないだけで、上場していないわけではないことが大半です。
実際の出来高を確認する方法
証券会社の取引画面や各種株式情報サイト(例:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞の株式欄)では、個別銘柄の「出来高」が数値で確認できます。
フジックスのような低出来高銘柄の場合、1日の出来高が「100株未満」や「0株」の日が続いていることもあり、これがチャート変動の少なさに直結しています。
こうした銘柄への投資はどう考えるべき?
低流動性の銘柄にはリスクがある一方で、業績に対して株価が割安に放置されている「掘り出し銘柄」である可能性もあります。ただし、短期的な値動きで利益を狙うのは難しく、長期目線での企業分析が不可欠です。
実際に購入を検討するなら、次のような点をチェックしておきましょう。
- 直近数か月の出来高推移
- 業績(売上・利益)と今後の成長性
- IR(投資家向け情報)の発信頻度
- 財務健全性(自己資本比率、キャッシュフローなど)
まとめ:チャートが動かない理由は「取引されていないだけ」の可能性が高い
フジックス(3600)のようにチャートが静止しているように見える場合、その原因は「出来高がほとんどないため」であることが大半です。上場廃止ではなく、単に市場参加者が少ないだけというケースが多いため、落ち着いて状況を見極めることが重要です。
ただし、売買が難しい点や価格変動リスクが高い点には十分注意し、自分の投資スタイルに合った判断を行いましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント