FXは、レバレッジやロット数を増やすことで理論上は大きな利益を狙える投資ですが、同時に大きなリスクを伴うハイリスク・ハイリターンな世界です。その中で「ほどほどに稼ぐ」ことの重要性を見直す投資家も増えています。この記事では、ロット数を上げて爆益を狙うよりも“コツコツ型”を目指す理由とその極意について解説します。
ロットを上げれば稼げる?その裏にある危険性
ロット数を上げれば、同じ値幅でも利益額は大きくなります。たとえば1ロット(10万通貨)で1円動けば、10万円の利益になります。しかし逆方向に動いた場合は同じく10万円の損失となるため、資金管理が甘いと一瞬で資金が吹き飛ぶことになります。
特に初心者がロットを上げてトレードする場合、含み損に耐えられず損切りできなかったり、逆張りを繰り返して負けを拡大するケースが多いです。
「ほどほどに稼ぐ」がなぜ重要なのか
一発狙いのギャンブル的トレードではなく、長期的に利益を積み上げる「資産運用としてのFX」においては、安定した利益と低リスクのバランスが求められます。勝ち続けるためには「退場しない」ことが最優先です。
たとえば、月に5万円ずつ勝てれば、年間60万円。これを10年続ければ600万円です。ロットを無理に上げるよりも、着実な積み重ねが結果的に大きなリターンにつながるのです。
実際に安定して勝っているトレーダーの例
ある専業トレーダーは、1日1〜2トレードに限定し、ロットも資金の1〜2%以内に抑えています。月に10万円程度の利益をコンスタントに積み上げ、資金の増加に合わせてロットを調整しています。
「爆益」を狙わないスタイルでも、年間で100万円以上の利益を実現しており、再現性が高くストレスも少ないという特徴があります。
ロット管理の実践ポイント
ロット管理の基本は、「1回のトレードで口座残高の2%までのリスクに抑える」こと。たとえば、口座残高が50万円なら、最大損失は1万円以内にとどめるのが理想です。
また、複利効果を活かすために、資金が増えたときにだけ少しずつロットを上げるようにするのも良い方法です。これにより、過度なリスクを避けながら、徐々に収益力を高めていけます。
ロット数より重要な「トレードルールの徹底」
いくらロットを管理していても、エントリーや損切りのルールを守らなければ勝てません。特に初心者は、勝ちトレードよりも、負けトレードをいかに小さく抑えるかに焦点を当てるべきです。
トレード日誌をつけて、ルールを守れたかを検証する習慣があると、自然とメンタルや手法も安定していきます。
まとめ:「稼ぎすぎないこと」が長期的には勝利の鍵
FXで継続的に利益を出すには、「ほどほどに稼ぐ」という姿勢が非常に重要です。ロットを無理に上げず、リスクを抑えて確実に利益を積み上げることが、退場せず生き残るための最善策です。
「もっと稼げるのに」という誘惑に負けず、自分のペースを守ることが、結果的に“勝ち続ける”トレーダーへの近道となるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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