Android版のMetaTrader 5(MT5)アプリは、スマートフォンを縦向きにしているときには画面下部に「チャート」「トレード」「履歴」などのタブが表示され、操作がしやすく設計されています。しかし、横向きにしたとたんにこれらのタブが表示されなくなり、トレード画面の確認や一括決済などの操作ができず困った経験はありませんか?この記事では、横向きでも快適にMT5を使うための方法や設定について詳しく解説します。
MT5アプリの画面仕様と制限を知る
まず前提として、Android版MT5ではアプリのUI(ユーザーインターフェース)が縦向きと横向きで自動的に切り替わります。横向きにすると画面下部のナビゲーションタブが非表示になる仕様で、チャート画面を大きく見せるための設計と考えられています。
その結果、トレード情報やポジション管理などの「トレード」タブにアクセスするには、縦向きに戻す必要があるという不便さがあります。
横向きでもトレード操作を行う方法はある?
公式には、横向きの状態で下部タブを表示する設定は現時点(2025年6月現在)ではありません。しかし、以下のような工夫である程度カバーできます。
- クイックトレードパネルの活用:チャート上に表示される小さな「買」「売」ボタンを有効化することで、新規エントリーの操作が可能です。
- 一時的に縦向きに戻す:トレード確認・決済時だけスマホを縦に戻すことでタブ操作が可能になります。
- マルチウィンドウ機能を使う:一部のAndroidスマホでは2画面分割表示が可能なため、上部でチャート、下部でトレードタブ表示といった工夫ができます。
チャート閲覧を優先する場面での対処法
横向きの広い画面でテクニカル分析をしたい場合は、操作よりもチャート観察を優先したいこともあるでしょう。その場合、以下のような対処法が有効です。
- MT5のチャート設定で「ワンタップトレード」をONにしておく
- 重要なラインや価格帯にアラートを設定しておき、トレードタイミングを逃さない
- 縦・横の切り替えがスムーズにできるようスマホの回転ロックを解除しておく
外部ツールとの併用という選択肢
もし本格的にトレード操作も視野に入れたチャート分析を横向きで行いたい場合、タブレットやPC版のMT5を併用するのも一つの手です。スマホアプリの利便性とPC版の操作性を組み合わせることで、より効率的なトレードが可能になります。
たとえば、チャート分析は横向きのスマホやタブレットで、実際のトレード処理は縦向きのスマホやPCで行うという方法です。
今後のアップデートに期待
MT5アプリはユーザーのフィードバックを受けて随時改善が行われています。将来的には横向きでもトレードタブが使えるようなアップデートが入る可能性もあります。Google Playなどで最新の更新履歴をチェックしておくとよいでしょう。
また、公式のMT5サポートページも参考になります。
まとめ:横向きでのMT5使用には一工夫が必要
Android版MT5では横向きでチャートを見る際にトレードタブが非表示になるため、縦向きとの使い分けが求められます。現状では完全な横向き操作は難しいものの、設定の工夫や端末の機能を活かせば、トレードの快適さをある程度保つことが可能です。
頻繁にトレードを行う方は、ぜひ自身の環境に合わせた工夫を取り入れて、ストレスなくMT5を活用してみてください。

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