仮想通貨の送金は便利ですが、その分ミスが命取りになることもあります。特に国内取引所から海外取引所に送金する際、異なる仮想通貨を選択してアドレスをコピペしてしまうと、資産が消失する可能性も。この記事では、そうしたミスがどのような影響を及ぼすのか、またどのように防ぐべきかを解説します。
送金時に仮想通貨の種類を間違えたらどうなる?
仮想通貨の送金では、通貨の種類・ブロックチェーン・アドレス形式がすべて一致していなければ正常な送金は行われません。たとえば、ビットコイン(BTC)のアドレスにイーサリアム(ETH)を送金してしまった場合、多くの場合はその送金は失敗するか、最悪の場合は資金が失われる可能性があります。
たとえアドレスが形式的に似ていても、異なる通貨を送金するとブロックチェーンが一致せず、資産が反映されません。アドレスだけが一致していても意味がないため、通貨の選択ミスには注意が必要です。
送金エラーが起きた場合の対応方法
送金後に通貨のミスに気づいた場合は、まずは送金先の取引所やウォレット運営に速やかに問い合わせましょう。一部の取引所では、有料での復旧サービスを提供している場合もあります。
しかし、多くの取引所では「誤送金は自己責任」として対応してくれないことが多く、復旧できないケースも少なくありません。そのため、送金前の確認が最も重要な対策です。
仮想通貨の送金でよくあるミスと予防策
- 通貨の選択ミス:通貨の選択は慎重に、必ず送金先と同じものを。
- ネットワークの間違い:ERC20、BEP20、TRC20など、同じ通貨でもネットワークが異なることに注意。
- アドレスのコピーミス:スペースや誤字がないか、必ず再確認を。
- メモ・タグの入力忘れ:XRPやXLMなどではメモ(MEMO)やタグ(Destination Tag)が必須。
これらを送金前にダブルチェックすることが、資産を守る第一歩です。
実際に起きた送金ミスの例
ある利用者は、USDT(Tether)を送金しようとした際に、ERC20ネットワークではなく間違えてBEP20で送ってしまい、受け取り先が非対応で資産が凍結されました。
また、別のケースでは、XRPの送金でメモを入力せずに送ったため、受取側で特定ができずに入金が反映されませんでした。後日、取引所に問い合わせて対応してもらえたものの、数週間かかりました。
まとめ:送金ミスは自己責任。慎重な操作がすべてを守る
仮想通貨の送金は便利な反面、少しのミスで大きな損失につながるリスクがあります。特に「違う通貨を選んでしまった」「アドレスは合っていたけど通貨が違った」といった事例は後を絶ちません。
送金前には、通貨・ネットワーク・アドレス・必要情報の確認を必ず行いましょう。少しでも不安がある場合は、少額でテスト送金をしてから本送金をするのもおすすめです。
万が一のときのために、送金履歴やスクリーンショットを保存しておくことも忘れずに。

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