「新NISAは毎月1万円からでも意味があるのか?」という疑問を抱く方は少なくありません。結論から言えば、1万円でも十分に意味があります。本記事では、新NISAを活用した少額投資のメリットや、将来に向けて資産形成を続けるための考え方を具体的に解説します。
新NISA制度の基本をおさらい
新NISA(2024年スタート)は、年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで非課税で投資でき、非課税保有限度額は1800万円です。つみたて枠を中心に、インデックス投資信託やETFにコツコツと積み立てる利用者が多いです。
非課税の恩恵は投資額の多寡に関わらず全員が受けられるため、1万円であっても効果は十分に得られます。
月1万円でも“複利”が力を発揮する
たとえば、年利5%で毎月1万円を20年間積み立てた場合、元本240万円に対し、運用益は約167万円。最終的な総資産は約407万円になります。少額でも「時間」と「複利」の力を使えば大きな成果に変わるのです。
20代から始めれば、40代には600万超、50代には1000万円超に達する可能性も。月1万円でも、未来の選択肢を大きく広げることができます。
少額投資でも“習慣化”が最大の武器
投資は金額よりも「続けること」が最も大切です。毎月1万円を無理なく積み立てることが習慣化されれば、ボーナス時に増額したり、収入アップ時に投資額を上げたりする余地が生まれます。
ある30代の会社員は、20代のうちから月1万円で投資をスタート。途中で生活に余裕が出たタイミングで月2万円、3万円と段階的に増やしていき、10年で400万円以上の運用資産を築いた実例もあります。
生活に無理なく“防衛しながら攻める”戦略
1万円であれば、家計に大きな負担なく始められる金額です。投資と並行して貯金も続けたい、将来の教育費や住宅購入資金も準備したいという人には、「まずは少額で仕組み化」することが最適解となることが多いです。
加えて、新NISAのつみたて枠では「長期・分散・積立」が前提の低リスク商品が中心となるため、投資初心者にも安心感があります。
おすすめのファンドと証券会社
1万円からの積立であれば、低コストのインデックスファンドが最適です。代表的なファンドとしては以下のようなものがあります。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
証券口座は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券など、積立設定の自由度や使いやすさに定評があるネット証券が人気です。
まとめ:月1万円でも“やる意味は大きい”
新NISAは、少額からでも着実に資産形成できる優れた制度です。月1万円の投資は「意味がある」のではなく、長期的に見れば非常に“有利な選択”です。
焦らず、でも着実に。投資額が少ないうちは不安もあるかもしれませんが、「続けること」が何よりの差になります。未来の自分に感謝される行動として、今この瞬間から始める価値は十分にあると言えるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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