近年、インフレ対策や資産防衛の観点から注目を集めているのがゴールド投資です。S&P500やFANGといった株式に偏ったポートフォリオに加え、金(ゴールド)を取り入れることでリスク分散を図る動きが広がっています。本記事では、楽天証券を活用してNISA口座でゴールドに投資する方法と戦略について解説します。
なぜ今ゴールド投資が注目されているのか
世界的な金利変動や地政学リスク、インフレ懸念が続く中、金は「無国籍通貨」とも呼ばれ、実物資産としての信頼性があります。特に株式市場が不安定な局面では、ポートフォリオの安全資産として機能しやすいため、S&P500偏重の投資家にも有効なリスクヘッジとなります。
実際に過去のリーマンショックやコロナショック時には、ゴールド価格が堅調に推移し、株価の暴落を緩和する役割を果たしました。
楽天証券でゴールドに投資する方法
楽天証券では、ゴールドに関連する投資商品として以下のような選択肢があります。
- 金価格連動型のETF(上場投資信託)
- 金関連企業へ投資する投資信託
- 純金積立サービス(NISA対象外)
NISA枠で投資する場合は、「金ETF」または「金関連の投資信託」が現実的な選択肢となります。
NISAでおすすめのゴールド商品
楽天証券で購入でき、NISA対象となる代表的な金関連投資商品は以下の通りです。
- SPDRゴールド・シェア(1326):実物金価格に連動するETFで、取引所を通じて売買可能。
- iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド:投資信託形式で、100円から購入可能。
- ニッセイ世界資源ファンド:金を含むコモディティ企業に分散投資。
ETFは市場価格で売買する必要があるため、証券口座に慣れている方に向いています。一方、投資信託は自動積立設定なども可能で、少額投資にも適しています。
55歳からの戦略的ゴールド投資
55歳という年齢から資産保全を重視するステージに差し掛かっている場合、リスクを抑えた運用が求められます。ゴールドを活用する際のポイントは以下の通りです。
- 一括購入よりも積立分散が安心:急激な価格変動を避けるため、毎月定額での購入をおすすめします。
- 全資産の5〜10%を目安に:ポートフォリオ全体のバランスを崩さずリスクヘッジとして活用するのが理想。
- NISA期限とロールオーバーも確認:つみたてNISAや新NISAの非課税期間の活用も重要です。
楽天証券での積立設定方法
楽天証券で投資信託をNISA枠で積立する方法は簡単です。ログイン後、「投資信託」→「ファンド名で検索」→「積立注文」→「NISA枠を利用する」を選択し、金額と頻度を設定するだけでOKです。
楽天ポイントでの投資も可能なため、ポイント投資でリスクを抑えることも検討しましょう。
まとめ:ゴールドはNISA枠での分散投資に有効
ゴールドは価格変動がある一方で、株式と異なる値動きをするため、資産全体のリスクを抑えるのに適した商品です。楽天証券のNISA枠を活用すれば、非課税で積立可能な上、少額からの投資にも対応しています。
55歳からの資産防衛として、積立型の金投資をNISAで活用することは、長期的に安定した資産形成を目指す上で非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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