「押し目買い」はFX取引において有名な戦略の一つですが、実際の相場ではどこが押し目なのか判断に迷うことも多いです。特に初心者にとっては、「結局どこでエントリーすればいいの?」と悩んでしまう場面も少なくありません。この記事では、押し目の基本と判断のコツ、注意点を具体例を交えて解説します。
押し目買いとは何か?
押し目買いとは、上昇トレンドの中で一時的な価格の下落(押し)を狙って買いポジションを取る戦略です。上昇トレンドが継続すると仮定し、安くなったタイミングでエントリーすることで、リスクを抑えつつ利益を狙う方法です。
例えば、USD/JPYが135円→140円と上昇している中、138円まで下がってきたときに「押し目」と見なして買いを狙うというイメージです。
押し目の見極めに役立つチャート分析手法
押し目かどうかを見極めるには、以下のようなテクニカル分析が有効です。
- 移動平均線(MA):特に20日や50日移動平均線がサポートになることが多い。
- フィボナッチ・リトレースメント:トレンドの38.2%や61.8%戻しが押し目になりやすい。
- トレンドライン:上昇トレンドの支持線に近づいたところを狙う。
例えば、移動平均線まで価格が戻ってきて反発する動きがあれば、それは押し目のサインとなることが多いです。
押し目と見せかけた「だまし」に注意
一見押し目に見えても、その後に価格が急落する「だまし」も存在します。こうしたケースでは、トレンドがすでに終わっているか、ニュースなど外的要因が影響している可能性があります。
このようなリスクを避けるためには、以下の点を確認しましょう。
- 高値・安値の切り上げが継続しているか
- 重要な経済指標発表の前後でないか
- 上位足(4時間足・日足)でのトレンドも一致しているか
エントリーのタイミングを測るコツ
押し目でのエントリーには「待つ力」も大切です。具体的には。
- プライスアクション(陽線の包み足やピンバーなど)を確認してからエントリー
- RSIが30~40程度まで下がり再度上向くのを確認
- MACDがゴールデンクロスになるタイミング
例えば、価格が50日移動平均線に近づいたときに、陽線の包み足が出現した場合は、押し目からの反発を示唆するサインと捉えられます。
初心者が実践しやすい方法とは?
押し目買いに慣れていない方は、まずはデモトレードや小ロットから始めましょう。また、エントリーポイントを限定し、明確な損切りラインを設定することでリスクを管理できます。
押し目を狙うよりも、トレンドが明確なときだけエントリーする「順張り」戦略に特化するのも初心者には有効です。無理にすべての押し目を捉えようとせず、機会を絞ることが成功のカギです。
まとめ:押し目は“準備と観察”がカギ
押し目買いは魅力的な手法ですが、判断を誤ればすぐに損失に繋がります。テクニカル分析で根拠を持ち、複数の条件が揃ったときにのみエントリーするのが重要です。
焦らず、自分の中で「こうなったら押し目」といえるルールを持ち、検証しながら磨いていくことで、FXの精度も自信も自然と高まっていくでしょう。

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