株式投資にのめり込み、毎日チャートやニュースを追っているうちに、「正社員で働くなんて非効率じゃないか？」と感じる瞬間があるかもしれません。特に短期間で利益を上げられたときには、社会の常識すら疑わしく見えてくるものです。しかし、投資と労働のどちらにも異なる価値があり、冷静にバランスを見つめ直すことが、長く安定して生きていくためには不可欠です。
投資が「楽しい」と感じる心理とその功罪
株式投資が面白く感じる理由の多くは、自分の判断がダイレクトに結果に反映されるというゲーム性にあります。利益が出れば即座に報酬が得られ、成功体験が強化されるため、日常的な仕事が退屈に思えてしまうのも自然な流れです。
しかし、短期の成功体験が慢心につながり、リスク感覚が鈍ってしまうことも。実際、過去には「専業トレーダーになって数カ月で全資金を失った」という例も多く存在します。
正社員の働き方が「アホに見える」と感じたときに考えるべきこと
日々の株価変動で大きな利益を得ると、月給数十万円の仕事が“非効率”に見えることもあるでしょう。しかし、正社員には安定的な収入・社会保障・信用という目に見えにくい資産があります。
特にローン審査や将来の年金、社会的な信頼性といった観点では、株の利益だけで生きていくことにはリスクがつきものです。つまり、目の前の効率よりも「長期的に継続できるか」が重要なのです。
投資と仕事の“いいとこ取り”が最強の戦略
株式投資が面白いと感じているなら、副業的なスタンスで継続することが理想的です。平日は会社で安定収入を得ながら、空いた時間で株の勉強と運用を行うことで、心にも生活にも余裕が生まれます。
また、給与収入があるうちは投資で失敗してもリカバリーが可能という点も大きなメリット。実際、多くの成功している個人投資家は「生活費は労働で、資産形成は投資で」という考え方を持っています。
社会と距離を置きすぎると見えなくなるものもある
もし「働く人がアホに見える」と感じ始めているなら、それは視野が狭くなっているサインかもしれません。株式市場は常に“他人の経済活動”の上に成り立っており、社会が動いているからこそ投資機会が存在しています。
たとえば、企業の決算は現場の社員の努力によって支えられており、投資家はその成果を分けてもらっている立場とも言えます。仕事に対するリスペクトを忘れずにいれば、自分の投資もより深みを持って継続できるでしょう。
まとめ：投資の快感に溺れず、両足を地に着けた選択を
株が面白いのは当然のことです。ですが、興奮や優越感にまかせて他人を見下したり、労働を軽視したりすると、いずれ大きな反動がやってきます。大切なのは、「投資も仕事も自分の人生を豊かにする手段」と捉えるバランス感覚です。
今の気持ちを否定する必要はありませんが、社会の仕組みや他人の努力に敬意を持ちつつ、自分に合ったペースで投資と仕事の両立を目指しましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント