新ニーサを始めたばかりで、毎日のように投信基準価格のメールが届いている方も多いでしょう。投信基準価格は、投資信託の評価額を示すもので、その上下動はどのような要因で引き起こされるのでしょうか?この記事では、投信基準価格が上下する理由についてわかりやすく解説します。
投信基準価格とは?
投信基準価格とは、投資信託における1口あたりの評価額のことです。毎日発表されるこの価格は、投資信託が保有している資産の価値を元に計算されます。投信基準価格が上昇すれば、その投資信託に投資している資産が増えたことを意味し、逆に下落すれば資産価値が減少したことを意味します。
投信基準価格が上下する主な要因
投信基準価格の上下動は、以下の要因によって引き起こされます。
- 株式市場の変動:投資信託が株式を多く保有している場合、株式市場の値動きが基準価格に大きく影響します。特に、日本や米国、その他の主要市場の株価が上昇したり下落したりすると、基準価格が連動して変動します。
- 債券市場の変動:投信が債券を多く保有している場合、金利の変動や債券の評価が基準価格に影響を与えます。金利が上昇すると、債券価格は下落し、基準価格もそれに連動して下がることがあります。
- 為替相場の影響:外国株式や外国債券を多く保有している投信の場合、為替レートの変動も影響を及ぼします。円高になると外国資産の価値が減少し、円安になるとその逆の影響が出ることがあります。
- 経済指標やニュース:経済成長率や企業業績、金利政策、政治的な出来事などのニュースも、投資信託の基準価格に影響を与えることがあります。特に重要な経済指標や政策発表後に基準価格が大きく動くことがよくあります。
投信基準価格の前日比率金額について
投信基準価格には、前日比率金額(前日からの変動幅)が記載されています。この数値は、基準価格が前日と比較してどれだけ変動したかを示しており、投資家がその日のパフォーマンスを把握するための指標となります。例えば、前日比+10円であれば、1口あたりの基準価格が10円上昇したことを意味します。
投信基準価格の上下動をうまく活用するためには
投信基準価格が日々変動することは避けられませんが、投資家としてはその変動に振り回されないようにすることが大切です。長期的な視点で投資を行うことが、基準価格の短期的な変動に過剰に反応せずに済む方法です。また、投信選びやポートフォリオの分散など、リスク管理をしっかりと行うことも大切です。
まとめ:投信基準価格の動きとその理解
投信基準価格は、株式市場や債券市場、為替相場など、さまざまな要因によって影響を受けます。毎日の基準価格の変動を理解することで、投資信託のパフォーマンスを正確に把握し、適切な投資判断ができるようになります。新ニーサを活用して、投資信託に投資する際には、基準価格の変動に一喜一憂せず、長期的な視野で投資を続けていくことが重要です。

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