楽天証券で米国株を円貨決済した後、日本株の購入に必要な日数とは?

株式

投資家の中には、楽天証券を活用して米国株と日本株の両方を取引している方も多いでしょう。しかし、米国株を円貨決済で購入した後に「日本株の取引資金にすぐ使えるのか?」という点で混乱することもあります。本記事では、楽天証券で米国株を円貨決済した際の日本株取引までの待機日数や注意点をわかりやすく解説します。

米国株の決済サイクルと日本株への影響

楽天証券における米国株の決済は「T+2」、つまり取引日から2営業日後に決済が完了します。たとえば、月曜日に売却した場合、資金が実際に受け取れるのは水曜日です。このルールはニューヨーク証券取引所の標準に基づいています。

したがって、米国株を円貨決済で売却した後、その資金を使って日本株を購入するには、売却から2営業日が必要となる点に注意が必要です。

円貨決済でも即時反映ではない理由

「円貨決済なのになぜ資金反映に時間がかかるのか?」と疑問に思うかもしれません。これは米国株の取引自体が現地(米国)の決済ルールに従って行われているためです。円建てで決済することで為替手数料の影響を受けにくくなる利点はありますが、決済スケジュールは外貨建てと同様なのです。

たとえば、火曜日に米国株を円貨で売却した場合、木曜日にならないと日本株の買付余力には反映されません。

資金反映を早める方法はある?

楽天証券では、決済前の売却代金を即座に別の取引に使うことはできません。つまり、未決済の資金を担保にして日本株を買うといった使い方はできない設計です。

そのため、資金をすぐに再投資したい場合は、あらかじめ十分な買付余力を確保しておくか、別口座の預り金を活用するなどの準備が必要です。

楽天証券の「買付余力」に表示されるタイミング

売却後、資金が「買付余力」に反映されるのは、前述の通りT+2日です。ただし、楽天証券のシステムでは、売却当日の夜間に一時的な見かけ上の余力として反映されるケースもありますが、実際の取引には使用できません

見かけ上の余力を誤認して日本株の注文を入れた場合、決済日になって資金が不足する恐れがあるため、慎重に行動しましょう。

実例:月曜日に米国株を売却→いつ日本株が買える?

以下は実際の取引タイミングをシミュレーションした例です。

日付 操作内容 備考
月曜 米国株を円貨決済で売却 T日
火曜 決済処理中 資金未反映
水曜 資金が買付余力に反映 日本株の注文可能

このように、T+2を前提にした資金スケジューリングが必要です。

まとめ:米国株の円貨決済後は「T+2営業日」を意識しよう

楽天証券で米国株を円貨決済で売却した場合、2営業日後に日本株を購入できるようになります。円貨決済であっても即時資金化されるわけではなく、取引の決済ルールに従った処理が必要です。

再投資のタイミングを見誤らないためにも、「T+2」の原則を念頭に置き、余力の管理を丁寧に行うことが大切です。

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