高配当ETFに投資するうえで、「いつ買えば分配金がもらえるのか」は重要なポイントです。SBI全世界高配当株式インデックス(年4回決算型)に関心がある方も、決算日=権利確定日なのかと疑問に思うことがあるでしょう。この記事では、実際に分配金を受け取るために必要な購入タイミングと、決算日との関係を初心者向けに詳しく解説します。
そもそも決算日と権利確定日は同じではない
決算日とは、ETFの運用状況を締めて利益や分配金の有無を判断する日を指します。一方、権利確定日は「このETFを保有している人に分配金を出す」と決まる基準日です。
通常、ETFの権利確定日は決算日の2営業日前(基準日)であることが多く、実際の分配金支払いはその後になります。
SBI全世界高配当株式(年4回決算型)のスケジュール
このETFの決算月は、2月・5月・8月・11月の年4回です。各月の20日が決算日とされており、その2営業日前が権利確定日となります。
例:2025年5月決算の場合、5月20日が決算日であれば、その2営業日前(通常は5月16日など)が権利確定日になります。この日までに購入していれば分配金を受け取ることができます。
いつまでに買えば分配金の対象になる?
分配金を受け取りたいなら、権利確定日の「前営業日の取引終了時点」までにETFを保有している必要があります。つまり、「決算日までに買えばOK」と思っていると、権利を逃す可能性があります。
たとえば、2025年2月20日が決算日なら、2月18日(営業日換算)が権利付き最終売買日となり、2月19日が権利落ち日になります。このタイミングの違いに注意しましょう。
分配金の受け取りタイミングと方法
分配金は決算日の約1か月後に支払われるのが一般的です。証券口座に直接入金される形式で、受け取り方法は特段の手続きなしで済みます。
なお、NISA口座などで保有している場合、非課税の恩恵を受けたまま分配金を受け取ることが可能です。
初心者がやりがちなミスと対策
- 「決算日に購入すれば間に合う」と誤解する
- 権利確定日や営業日を意識せず取引する
- 配当狙いで高値掴みしてしまう
これらのミスを防ぐためには、証券会社が提供するETFスケジュールの確認を活用しましょう。購入タイミングに迷ったら「権利付き最終日」を目安にするのが確実です。
まとめ:分配金狙いなら「権利付き最終日」までに購入を
SBI全世界高配当株式(年4回決算型)の分配金を受け取るには、決算日ではなく、権利確定日の2営業日前を意識して購入する必要があります。
「決算日=分配金がもらえる日」ではない点に注意し、正しいタイミングで投資することで、無駄なく利益を享受しましょう。初めての方は、証券会社が提供するETFカレンダーを確認して、確実なタイミングでの購入を心がけてください。

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