保険の解約によって戻ってきたお金を、ただ口座に寝かせておくのはもったいない。特にそれが将来の老後資金として積み立てていたものであれば、少しでも増やしていきたいと考えるのは自然なことです。とはいえ、投資初心者にとって銘柄選びや資産配分はハードルが高いもの。本記事では、70万円という現実的な金額を元手に、知識ゼロからでも始められる有効な資産運用の選択肢をご紹介します。
保険解約金70万円、まずは考えるべき3つの視点
お金の運用を考えるうえで大切なのは、①目的、②リスク許容度、③運用期間の3点です。今回のケースでは「老後資金」という明確な目的があるため、比較的長期目線での運用が前提になります。
また、「元本割れはなるべく避けたい」「でも、預金よりは増やしたい」という気持ちもあるでしょう。そのバランスを踏まえた選択が重要です。
NISAの成長投資枠は有効だが「銘柄選び」は不要にできる
新NISAの「成長投資枠」は、個別株だけでなく、全世界株式やS&P500などのインデックス投資信託にも使えます。つまり、自分で銘柄を1つずつ選ぶ必要はありません。
たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」などの投資信託を選べば、世界中の株式に分散投資でき、初心者でも安心して長期運用できます。
証券口座はどこで開く?おすすめはネット証券
運用を始めるにはまず証券口座を開設する必要があります。手数料が安く、使い勝手も良いのが「楽天証券」や「SBI証券」です。どちらもNISAに対応しており、スマホアプリでの管理も可能です。
特に楽天証券では、楽天キャッシュや楽天ポイントを使って投信積立ができる仕組みもあり、初心者には嬉しいメリットがそろっています。
具体的なステップ:初心者でもできる運用開始の流れ
- ① ネット証券でNISA口座を開設(マイナンバーと本人確認書類が必要)
- ② 証券口座に資金を入金
- ③ 投資信託を選んで「積立」または「スポット購入」を設定
70万円を一括で入れても良いですが、心理的な不安がある場合は「毎月5万円ずつ積立」など、分割して投資するのもおすすめです。
その他の選択肢:iDeCoや国債、定期預金との比較
老後資金の積み立てにはiDeCo(個人型確定拠出年金)も検討に値します。税制メリットは大きいですが、原則60歳まで引き出せないため、緊急時の流動性は落ちます。
一方、国債や定期預金は元本が保証されており安心感はありますが、金利が非常に低く、老後資金を増やす目的には不向きです。
まとめ:初心者でも着実に運用できる方法はある
今回のように突然手元に戻ってきたお金は、放置しておくとインフレにより価値が目減りしてしまいます。しかし、新NISAのような仕組みを上手に使えば、専門知識がなくてもリスクを抑えつつ将来に備えることができます。
まずは行動することが第一歩です。”70万円を未来の安心に変える”ために、今日から少しずつ学びながら一歩を踏み出してみてください。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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