NISA口座の金融機関変更の手順と注意点|りそなから楽天証券へスムーズに移行する方法

資産運用、投資信託、NISA

NISA口座は一人一口座というルールがあるため、金融機関を変更するには一定の手続きが必要です。この記事では、りそな銀行から楽天証券にNISA口座を移すための手順や、変更期間中に投資ができない理由などを初心者にもわかりやすく解説します。

NISA口座は1年に1金融機関しか使えない

NISA制度では、同一年内に複数の金融機関でNISA口座を保有・利用することはできません。そのため、口座の変更を希望する場合は、現在の金融機関(このケースではりそな銀行)で「勘定廃止通知書」を発行してもらう必要があります。

この書類がないと、次の金融機関(楽天証券)ではNISA口座の開設ができません。

勘定廃止通知書はりそな銀行に請求

勘定廃止通知書の発行は必ず口座を開設している金融機関(今回はりそな)で行います。店頭に行くか、電話・郵送等で申請が必要です。申請から発行までに数日から数週間かかる場合があります。

申請書の提出時に必要な書類は、本人確認書類、NISA口座番号、印鑑などです。

楽天証券でのNISA口座開設はいつから可能?

勘定廃止通知書を楽天証券に提出後、口座開設までにはさらに2〜3週間程度を見込んでおく必要があります。税務署の確認作業も伴うため、時期によっては1ヶ月以上かかることもあります。

たとえば、8月にりそなで手続きし、9月に楽天で書類を出した場合、楽天証券でNISAが使えるのは10月頃になる可能性もあります。

変更手続き中は投資できない?

原則として、NISA口座の変更期間中は「どちらの金融機関でもNISA枠での投資はできません」。つまり、りそなで廃止手続き中かつ楽天で未開設の状態では、NISAを使った非課税投資は一時停止となります。

ただし、一般口座や特定口座での通常の投資は継続可能です。

スムーズに変更するためのポイント

  • 変更は年内早めに行うのがベスト(年末は税務署処理が混雑)
  • 楽天証券の事前口座開設は済ませておくとスムーズ
  • 勘定廃止通知書はコピーを取って保管しておく
  • 問い合わせはネットより電話や店頭が早い場合も

ネット証券では移管サポートページが用意されているので、手順に従えば簡単に手続きできます。

まとめ:早めの手続きと正しい理解が大切

NISA口座の金融機関変更は、勘定廃止通知書の取得と再申請の流れを理解していればそれほど難しくはありません。ただし、移行中はNISAでの投資ができないため、時期選びやスケジュール管理が重要です。楽天証券などの使い勝手の良い証券会社に切り替えたい場合は、なるべく早く手続きを進めましょう。

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