20歳から始める長期投資において、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の選択に悩んでいる方も多いでしょう。今回は、この2つの投資信託の特徴と、それぞれのメリット・デメリット、また組み合わせて投資する際のポイントについて詳しく解説します。
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)とは
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、全世界の株式市場に分散投資を行うファンドです。先進国と新興国を含む世界中の企業に投資するため、リスクを分散しながら、グローバルな経済成長の恩恵を享受できます。
このファンドは、特に長期投資を目指す人に向いており、リスクを抑えながらも安定したリターンを期待できます。しかし、成長のポテンシャルはS&P500に比べてやや劣るため、リターンが気になる方には物足りないかもしれません。
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの主要500企業に投資するファンドです。米国は世界経済の中心であり、過去のデータではS&P500指数は長期的に高いリターンを記録しています。
ただし、米国株式に集中するため、アメリカの経済や市場が不安定になった場合のリスクもあります。今後アメリカが低成長に陥る可能性を考慮すると、分散が不足していると感じる人もいるでしょう。
3. どちらに投資するべきか?
長期投資を考える場合、どちらのファンドにも魅力があります。eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、リスク分散を重視し、安定した成長を目指す方に適しています。一方、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国市場の成長に賭ける投資家にとっては高いリターンを期待できるファンドです。
投資の選択は、あなたがどれだけリスクを取れるか、どの程度のリターンを望むかによって変わります。もし、アメリカの強さに依存したくないと感じるなら、オールカントリーを選ぶのも一つの方法です。
4. 組み合わせて投資する場合のメリット・デメリット
オールカントリーとS&P500を半々に投資することも考えられます。これにより、米国のリスクに偏らず、世界全体に分散投資ができます。例えば、アメリカ経済が一時的に不調でも、他の国の経済成長によってリスクを分散できるメリットがあります。
しかし、両方を持つことで、結果的にS&P500に投資しているのと同じくらいの割合の米国株式が含まれるため、分散効果は思ったほど大きくないという意見もあります。従って、両方のファンドを半々で持つことが、最適な分散にならない可能性もあります。
まとめ
長期投資を始めるにあたって、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のどちらにするかは、リスク分散を重視するか、アメリカ市場に依存するリスクを取るかという点で決まります。
投資家としてのリスク許容度と将来の展望をよく考え、どちらが自分の投資スタイルに合っているかを選択しましょう。また、両方を組み合わせる方法もありますが、その際には分散効果を十分に確認することが大切です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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