新NISAをSBI証券で始めたものの、買付・売却手数料無料の表記に疑問を感じている方は多いかもしれません。特に、買付後すぐに売却すると購入価格と売却価格に差が生じ、なぜそのようなことが起こるのかが不安な要素となります。この記事では、これらの疑問点をクリアにし、最終的に損をしないための確認方法について詳しく解説します。
売買手数料が無料でも差額が生じる理由
SBI証券の新NISAにおいて「買付・売却手数料無料」と謳われているのは、あくまで証券会社が徴収する取引手数料の部分です。しかし、売却価格が購入価格よりも低くなることがあるのは、手数料ではなく「信託財産留保額」などの他の要因によるものです。
信託財産留保額とは、投資信託の売却時に発生することがある費用の一種で、主にファンドが解約時に発生する費用の一部をカバーするために設定されるものです。この金額が、売却時に差し引かれるため、実際の受け取り金額が購入時よりも少なくなることがあります。
信託財産留保額の仕組みとその影響
信託財産留保額は、主に投資信託の資産運用会社が設定する費用であり、一般的に売却時に発生することがあります。これは、ファンドの運用資産を処分する際に発生する費用を一部負担するためのもので、投資家が売却を行う際に差し引かれることになります。
具体的な影響としては、例えば1,000円で買った投資信託をすぐに売却した場合、信託財産留保額として10~50円程度が差し引かれることがあります。この差額は、手数料とは別のものであるため、注意が必要です。
最終的に損をしないための確認方法
最終的に損をしないためには、売却価格が購入価格を上回ることを確認する必要があります。投資信託の場合、購入時には「購入価額」と呼ばれる価格、売却時には「基準価額」や「実際の売却価格」が異なる場合があります。
購入時に積立方式で投資を行っている場合、累積投資額がどれくらいになるのかを計算することが大切です。SBI証券などの証券会社では、定期的にポートフォリオの運用状況を確認することができるツールやレポートを提供しています。これを活用し、いつでも総投資額と売却額を比較できるようにしましょう。
投資額の確認方法と未来の利益の予測
積立投資では、時間が経つにつれて総投資額がどれくらい増えているかが分かりにくくなることがあります。しかし、SBI証券では、定期的に自分の投資額の履歴や過去の積立額を確認できる「取引履歴」や「ポートフォリオレポート」を利用することができます。
また、将来的にどれくらいの利益が得られるかを予測するために、積立額と過去のリターンを基にシミュレーションを行うことができます。証券会社の提供するシミュレーションツールや過去の運用実績を参考にすることで、将来の利益が予測しやすくなります。
まとめ:売買手数料と信託財産留保額に注意し、投資額の確認を行おう
SBI証券で新NISAを利用する際には、手数料が無料でも信託財産留保額やその他の費用が影響を及ぼすことがあります。そのため、購入後に売却する際には、信託財産留保額や基準価額を確認し、差額がどのように発生したかを理解しておくことが重要です。また、積立投資の場合は定期的に投資額を確認し、未来の利益を予測するためにシミュレーションツールを活用しましょう。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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