楽天証券のトレーディングツール「マーケットスピードⅡ」では、歩み値情報に注文件数を表示することが可能です。これにより、取引の詳細な分析や市場の動向を把握しやすくなります。本記事では、歩み値に注文件数を表示する方法とその設定手順について詳しく解説します。
歩み値とは何か?
歩み値とは、株式の取引が成立した価格とその時刻、出来高などを時系列で表示する情報です。これにより、直近の取引状況や市場の動向をリアルタイムで把握することができます。
マーケットスピードⅡでは、歩み値情報に加えて、各気配値における指値注文の件数も表示することができます。これにより、注文の集中度や市場の厚みを視覚的に確認することが可能です。
歩み値に注文件数を表示する設定手順
マーケットスピードⅡで歩み値に注文件数を表示するには、以下の手順を行います。
- マーケットスピードⅡを起動し、ログインします。
- 表示したい銘柄の「市況情報フル板」画面を開きます。
- 画面上部の「歩み値情報」ボタンをクリックして、歩み値情報を表示します。
- 歩み値情報の表示エリアで右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「表示項目設定」タブを開き、「件数」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
これで、歩み値情報に注文件数が表示されるようになります。なお、表示される件数は指値注文の件数であり、成行注文の件数は含まれません。
注文件数の活用例
注文件数を表示することで、以下のような分析が可能になります。
- 注文の集中度の把握:特定の価格帯に注文が集中しているかを確認できます。
- 市場の厚みの確認:売買の厚みを視覚的に把握し、取引の参考にできます。
- 価格変動の予測:注文の偏りから、価格の変動を予測する材料になります。
例えば、ある銘柄の特定の価格帯に注文件数が多く集まっている場合、その価格帯が支持線や抵抗線として機能する可能性があります。
注意点と補足情報
注文件数の表示に関して、以下の点に注意してください。
- 成行注文は含まれない:表示される件数は指値注文のみであり、成行注文の件数は含まれません。
- リアルタイム性:表示される情報はリアルタイムで更新されますが、通信環境やシステムの状況により遅延が発生する場合があります。
- 設定の保存:設定はマーケットスピードⅡを終了する前に保存しておくことで、次回起動時にも同じ表示が維持されます。
詳細な操作方法や設定に関しては、楽天証券の公式オンラインヘルプをご参照ください。
まとめ
マーケットスピードⅡでは、歩み値情報に注文件数を表示することで、より詳細な市場分析が可能になります。設定手順も簡単で、取引の参考になる情報を得ることができます。ぜひ、日々の取引に活用してみてください。

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