VALORANT（ヴァロラント）では、一部のプレイヤーが「引き伸ばし解像度」を利用してエイムの視認性を上げるなどの調整を行っています。この記事では、外部ツールを使わずにできる引き伸ばし設定の方法と、その影響について詳しく解説します。
引き伸ばし解像度とは？そのメリットとデメリット
引き伸ばし解像度とは、例えば「1280×960」などのアスペクト比4:3の解像度を、16:9の画面比率に合わせて横に引き伸ばして表示することです。これにより、敵のヒットボックスが横に広がったように見えるという視覚効果が期待されます。
ただし、VALORANTでは「ヒットボックス自体」は変わらず、視覚的な変化に過ぎないため、効果には個人差があります。
VALORANTは引き伸ばし設定を公式にサポートしていない
VALORANTは、基本的に16:9のアスペクト比を前提として設計されています。そのため、ゲーム内の「設定」メニューではアスペクト比の変更オプションが存在せず、4:3や5:4などの比率でのプレイは外部調整が必要です。
しかし、グラフィックカードの設定変更を利用することで、外部ソフトを使わずに引き伸ばしを実現することができます。
外部ツール不要での引き伸ばし方法【NVIDIAユーザー向け】
NVIDIAグラフィックカードを使用している場合、次の手順で引き伸ばしが可能です。
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- 「ディスプレイ」→「デスクトップのサイズと位置の調整」へ進む
- 「スケーリング」設定で「全画面表示」を選択
- 「スケーリングを実行するデバイス」で「GPU」を選択
- 「設定を適用」し、ゲーム内で「4:3」の解像度を選ぶ
この方法なら、VALORANT起動中に自動的に画面が横に引き伸ばされる形になります。
AMD Radeon環境での設定手順
AMDユーザーの場合も同様に、Radeonソフトウェアを通じて設定が可能です。
- 「Radeon設定」→「ディスプレイ」→「GPUスケーリング」をオンに
- 「スケーリングモード」で「フルパネル」や「アスペクト比を保持しない」を選択
- VALORANT内で「1024×768」や「1280×960」など4:3の解像度を選ぶ
このようにすれば、引き伸ばし解像度でのプレイが可能になります。
引き伸ばしが与えるパフォーマンスと視認性への影響
一部のプロプレイヤーは、「エイムが敵に吸い付きやすい」「キャラが太く見える」などの理由で引き伸ばしを好みますが、それが万人にとって有利とは限りません。
FOV（視野角）が狭くなることで、周辺視認性が低下する可能性があり、反応の速さを重視するプレイヤーには逆効果となる場合もあります。
公式ポリシーと引き伸ばし使用の注意点
VALORANTでは、グラボ設定を使った引き伸ばしは違反行為ではありませんが、明確にサポートされているわけでもありません。
そのため、大会などの公式環境では禁止されることもあるため、常用する場合は自己責任での使用が求められます。
まとめ：引き伸ばし設定の判断は自分次第
・VALORANTはゲーム内では引き伸ばし非対応だが、GPU設定で調整可能
・視覚的には有利に感じる可能性があるが、FOVが狭くなるデメリットも
・競技性を求めるなら、まずは通常の設定で安定したエイムを優先しよう
試してみる価値はありますが、効果は個人差があるため、一度プレイしてみて感触を確かめることをおすすめします。
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